「羊をめぐる冒険」 村上春樹

 

 

(第4回(1982年) 野間文芸新人賞受賞作)

 

「羊のことよ」と彼女は言った。「たくさんの羊と一頭の羊」「羊?」「そして冒険が始まるの」 故郷の街から姿を消した〈鼠〉から〈僕〉宛に、ある日突然手紙が届く。同封されていた一枚の写真が、冒険の始まりだった。『1973年のピンボール』から5年後、20代の最後に〈僕〉と〈鼠〉がたどり着いた場所は――。野間文芸新人賞受賞の「初期三部作」第三作。

 

 

 

村上春樹氏、初期の3部作から。

やっと3部作全て読み終わりました。

初期のものは特にシュールだな~と、いつもそう思います。 

途中までは平坦なんですが、最後の展開には驚かされました。

 

でも、やはり村上春樹さんの書く文章には惹き込まれるものがある、というか魅力的に思います。

不思議な物語や登場人物もですが、他の人には真似できないような表現力が好きです。