「虚ろな十字架」 東野圭吾


”娘を殺されたら、あなたは犯人に何を望みますか。

別れた妻が殺された。
もし、あのとき離婚していなければ、私はまた、遺族になるところだった──。
東野圭吾にしか書けない圧倒的な密度と、予想もつかない展開。
私たちはまた、答えの出ない問いに立ち尽くす。”



家に1年ほど眠ってた東野圭吾さんの本をやっと読み終えました。
ドラマ化するそうで、今古本の買取価格が高いので売るつもりで(^^;

これは・・・・・重い・・・・・なかなか重いテーマの作品ですね。

人の生死、死刑法について。 何が正しくて何が間違っているのか・・・。
そういうテーマなんですが、重いのは別にいいんですが、私はちょっと・・・いまひとつな作品でした。
そこまでページが進まなかったといいますか。 最後の方はともかく、序盤・中盤がなかなかページがすすまない。
どういうところがと言われるとこれまた説明するのが難しいんですが、全体的に、としか言い様がないんですね。
終盤にいくにつれて物語の謎が解けてきます。
なかなか重いエピソードも出てきますね。 表紙の森はなんなのかな~と思っていたら、
青木ケ原の樹海なんですね。 そう、自殺の名所の。 もちろん物語の中でも・・・。

う~ん、駄作ではないと思うんですが、面白いところもあるんですが、そこまでの作品ではない。
これが私の感想です。
東野作品は結構当たり外れがありますね~。 最近、当たりに当たってないかも。 初期のほうが良いのかな。
そんなところでした。