「リターン」 五十嵐貴久


”高尾で発見された手足と顔がない死体は、十年前ストーカー・リカに拉致された本間だった。警察官を殺し、雲隠れしていたリカを追い続けてきたコールドケース捜査班の尚美は、同僚の孝子と捜査に加わる。捜査が難航する中、孝子の恋人、捜査一課の奥山の連絡が途絶えた。彼の自宅に向かった二人が発見したのは……。『リカ』を超える衝撃の結末。”


前に読んだ「リカ」の続編です。
やっと読みました(^_^;)
「リカ」読んだのいつだったかな、と調べたら昨年の3月でした。
1年以上経っていますが、内容はばっちり覚えてますよ。

今回の「リターン」は警察目線で物語が進んでいくということで。
うーん・・・ちょっと微妙だったかなぁ。
まず、リカの出番が少ない。 もうちょっとリカの奇行が見たかったです(笑)
やっぱりそこがこの小説の売りだと思うので。

あと毎度のことながらかなり無理な展開? さすがにそれはないだろ~、っていう。
ラストも何故そうなった??っていう疑問が・・・。

まあでもストーカー猟奇ものっていうテーマが面白いですね。
ホラーというより、グロい・・・怖い・・・。 
そう。 リカはサイコパスなんですよね。
自分の目的のためなら殺人も厭わない。 しかも罪悪感がまるでない。
サイコパスホラーです。 背筋が寒くなるような怖さはないです。 ただ、グロい。