「隠し事」 羽田圭介


「黒冷水」が自分的にストライクだったので、また羽田さんの本を読んでみました。


『すべての女は男の携帯を見ている。男は…女の携帯を覗いてはいけない!同棲する彼女の携帯を軽い気持ちで盗み見たことから生まれた、小さな疑い。だが、疑いは疑いを呼び、秘密は深まるばかり。引き返せなくなった男の運命は?話題の芥川賞作家による、驚愕の家庭内ストーキング小説。』


こちらは恋人同士のお話。
ひとつ屋根の下に同棲をしているんですが、ふと彼女のケータイに来たメール。
その発信者が彼女の元カレだった。 彼(主人公)は表示をたまたま見てしまうんですね。
それで彼は気になって気になって、夜な夜な彼女のケータイを盗み見ます(笑)
どんどんエスカレートして・・・・・


う~ん、「黒冷水」ほどのインパクトはなかったかなぁ。
ちょっと文体も落ち着いちゃった感じです。
ページ数も200ページいかないくらいのボリュームですね。

でも終わり方が気になる終わり方で、そこは上手いな、と思いましたね^^
身近なところにテーマをおいているところが共感できました。

今度、芥川賞受賞した作品でも読んでみようかな。