「殺人鬼フジコの衝動」 真梨幸子

このところ、綺麗な小説ばかり読んでたので、ちょっとダークなテイストが恋しくなりました!
で、選んだのがこの「殺人鬼フジコの衝動」 真梨幸子さんの代表作。
尾野真千子さん主演でHuluのオリジナルドラマになったのが話題の作品です。


面白かったです!!! というか、私好みでした。 とっても^^;
濃いです、めちゃくちゃ濃いです。 しかも私の好きな、意味深なラスト。

主人公のフジコは幼い頃、母親から虐待され、親からの愛情を受けることなく育ちます。
そして小学5年生の時に自分以外の家族をバラバラに殺害され、叔母の家に引き取られ暮らすことに。
しかし学校では友達づきあいに悩み、叔母宅では肩身の狭い思いをし・・・・・
フジコの中で叔母から言われた言葉から、「バレなければ悪いことにはならない」というのがあって
邪魔に感じたクラスメイトの女の子を殺してしまいます。
その後も恋人ができるものの、どうしようもないダメ男で、仕事はしない、浮気はする・・・・・

これ以上書くのはやめておきます^^; でも、どんどんエスカレートしていくんですね。
物語はフジコの小学校時代、中学校時代・・・と時代背景が移り変わっていくんですが、
そのたびに”色”が全く変わって、しかも面白い。 引き込まれる!!

ぐいぐい読めました。 イヤミス小説、面白いです♪( ̄∇ ̄+)