「神様の裏の顔」 藤崎翔


(第34回 横溝正史 ミステリ大賞 大賞受賞作)

今、注目の本です。

物語は最初から最後までお通夜の会場。

坪井先生という元教師のお通夜から始まります。
坪井先生は生前、生徒たちから好かれる優しい先生として、たくさんの生徒に愛されていました。
元教え子や教師の仲間がかけつけています。
それぞれの心の中を描くように物語が進行していきます。

初めは、いわゆる普通の葬儀の様子なのですが・・・・・
途中から、おや・・・・・?

過去に起きた不慮の事件・事故。 そして坪井先生の怪しい行動!?
どんどん坪井先生のイメージ像が変わっていきます。
生徒の自殺事件は、本当は坪井先生が生徒を殺した!??

果たして真実とは・・・・・!!


途中からもびっくりな内容なんですけれども、最後はさらにびっくり!


なかなか面白かったです^^
この「神様の裏の顔」はデビュー作ということですけど、
こちら投稿作品なんですが、これだけよく練られてたら大賞もとりますね。
しかもこの作家さんの経歴が面白い。 元お笑い芸人ということで。
本を読んでいると、いたるところに笑えるポイントが出てくるのですが、そこも良かったです。 
読みやすく、さらさらっと読めました。