「何者」 朝井リョウ
(第148回 直木賞受賞作)
映画化もされました(まだ放映してるのかな?)、「何者」です。
朝井リョウさんは平成生まれということで、小説界では期待の新人ですね。
直木賞も獲ってるんだから凄い!
で、代表作である、こちらの「何者」を手に取ってみました。
読んでみた感想としては・・・・・読んでから気づいたのですが、
残念なことに、私、就活に興味がなかった!!! (+д+)
そう、この「何者」は就活をテーマにした、いやテーマどころか就活オンリーといってもいい本なのです。
正直言いまして、まったく興味のない分野だったので、読みにくかったです。
主人公たちは大学生。 就職活動の厳しさや、この年頃の若者の微妙な心情、友情や恋愛・・・・・。
やはりこれは若い子が読むべき小説ではないかな~、と思いました。
10代から20代向け、という印象でした!
内容は薄っぺらいというわけではないのですが、大御所の作家さんが書いた小説に比べると、
やはり若い作家さんが書いたんだな、という印象。
文中では、スマホやツイッターなども当然当たり前ですし、彼らの台詞は、
「~じゃね?」と現代の若者言葉。 そういうのが苦手な人は目に付くかも。
読んでみて、確かにこの作品は映像化しやすいし、映像で見るべき作品だな、と思いました。
就活をテーマにした月9ドラマ、という感じなんですよ。
終わり方は好きでした (*^-^)b
好みは分かれると思いますが、こういった内容の小説は平成生まれである、彼のような作家にしか書けないと思うのでこれからも頑張っていって欲しいです。