こんばんは、美功です。
今日は、私が学生時代の思い出のお話です。
その前に…
よくある話で、職場や学校でも、
断ることができない、まじめで、おとなしいタイプの人は、周囲から、いろんなことを頼まれて
結局、自分の仕事だけでなく、他人の仕事もカバーする羽目になることってありますよね。
断ればいいのですが、相手が困ってると、つい引き受けてしまう。
私もよく〇〇係とか、面倒な役割を頼まれては、
「他に誰もやりたい方がいないのなら~」と引き受けたりしていました。
今思えば「やりたい!」て思う人がいないから私に訊いてくるんですけどね
そういう誰もやりたがらない、あるいは、気が付かず放置されている事とかに気づいて、こなしていると
いつかは、誰かが気づいてくれて、「代わりにやりますよ!」
なんて言ってくれる~なんて気遣いはほぼありません。
あえて頼みにくい人、面倒な人に、頼んだりするよりは、気軽に引き受けてくれる、頼みやすい人にやってもらったほうが楽ですからね。誰しも。
なので、腐るくらいなら、早めにそういう役目から遠ざかるほうが健全かなって思います。
文句を言う自分が損なのです。といいつつついつい愚痴を言ってしまうのですが💦
よくある日常をの一コマですが
そんな時、思い出すのは高校時代のことです。
文化祭の出し物のために、毎日のように放課後に残る日々でした。
でも残っているのは、真面目な、おとなしい子がメインでした。
普段から先生の指示には従わないタイプの人たちは、そんな出し物のことなんて、知ったことか、とばかりにさっさと帰っていきました。
だからといって、残っているメンバーも、帰ったメンバーに文句も言うでもないんです。どこまでも従順です。
事を荒立てたくないのもあるし、
人は人、自分は自分と思っているのかもしれません。
帰るグループの人たちが怖そう、ていうのもあるかも。
言っても無駄ともう諦めている~ということでもあるのです。多分。
でもある日、文化祭のまとめをやっていたリーダーが
「いつも準備を手伝わず、帰ってる人たち、今日こそ残ってもらうから!」と帰るメンバーに言いました。さらに
「いつも残ってくれてる人達は帰っていいから!いつもちゃんと残ってやってくれてるんだから、今日はこの人たちにやってもらう」
と言い放ったのです。
私はとても驚きました。他のみんなも驚いていました。
そのリーダーの子も、どちらかというと帰るチームの仲間だと思ってたからです。
その子たちが帰ることを黙認していたと思っていたのです。
でもそうではなかったのですね。
クラスは40人くらいいて、いろんなタイプ、思考の持ち主の子が集まっています。
そのメンバーをまとめて、1つの方向性にひっぱっていくのは簡単ではありません。
高校生ですしね、とても勇気のいることだと思いました。
実際、学生時代でも社会人になってからも、こんな場面は何度もみてきたけど、
こんな公平さを出してくれた人は、後にも先にもいないです。
なので、あれから何十年がすぎても、あの時のリーダーの発言・行動は忘れられません。
日常で不公平に感じた時、「自分ばかりがなぜ」と悲しい気持ちになった時に思い出します。
あの時のあの人の行動、得難いことだったな~て。
そんな勇気をみせてくれた彼女のことを思い出すと、ホっとするのです。
今日も読んでくださり、ありがとうございました。