こんばんは~美功です。
昨日の記事を深堀したいと思います。
少し昔話です。
私は数年前、保育園の事務を手伝っていたことがあります。
知人に頼まれて(それも助っ人)短期間だけでした。
園には保育士さん、給食の方、事務の方などの職種の方がいました。
ある日のことです。給食担当の1人が私に話しかけてきました。
「保育士さんが酷い」というのです。
その理由を聞いてみると…
園児が給食を食べたくないと言ってるのに
無理に食べさせようとしている。
お菓子をあげようとしたら、保育士さんに止められた。
というのです。
話を聞いた限り、給食の方の話に私は全く共感できませんでした。
給食の時間には、給食を食べるのが先というか当たり前だと思ったからです。
食べてもらうように、指導してる途中でお菓子なんて出されたら、すごく迷惑なのでは?とも感じました。
実際の現場を見たわけではないので、
保育士さんがどんなふうに給食を食べさせようとしたのかわかりません。
しかし、普段から保育士さんの様子を見ているかぎり、「酷い」という態度をするように思えませんでした。
私は、給食の献立は一日の栄養素などバランスも考えて作られていて、給食の方たちが一生懸命作ってくださってるわけなので、逆に食べなくてもいいのか?!とツッコミたい気持ちでした。
「お菓子でお腹が膨れたら、ますますご飯を食べなくなって、必要な栄養が取れないですよね。食べたくないからってお菓子ですますのはよくないのでは?」と給食の担当の方に真っ向から反対することを言ってしまったのでした。
給食の方は、ハっとしたような顔をしました。
どんな気持ちになったのかはわかりませんが。
この給食の方の考え方には全く共感=シンパシーできなかったのですが、
何年も過ぎてみてこの話を思い出してみると、エンパシーで考えると、もしかしたら
その給食の方は、
- 子どもが泣いているのを見るのがとても苦手だったのかもしれない。
- 保育士さんたちと意見が合わず、寂しく思っていたので、その気持ちを私にわかってほしかった
~だけなのかもしれません。
相手の立場になって考えるということは、非常に難しいことだと思います。
しかし、相手の言葉、行為に全く共感=シンパシーできなくても、
こんな風に、エンパシーの能力で、想像してみることはできるんだなとわかったのでした。
このやり方は、きっとこれからもっと重要性が増していくと思います。
自動的に、自然に、感情や行為を理解することから、
能動的に、他人の心情を考える
今、あの時の誰かの理解できなかったけど、心に残っている感情を、エンパシーで考えてみる。
いつか時間はかかるけど、わかることもあるかもしれません。
今回もこの本を読んだことで、「理解できない」「共感できない」事柄を思い出して
エンパシー的な観点で、相手の気持ちを考えることをしてみたのです。
過去にはできなかったことがこうしてできるようになった~のかな?
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
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『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ
自分で誰かの靴を履いてみる。エンパシーってたぶんそういうこと。
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今日も読んでくださりありがとうございます。
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