前回からの続きです。
「心配することが、幸せになることを妨げる」ときいて、納得はしますが、ふんわりとした理解です。
「悪いことを考えるのは、そりゃ、いいわけないよね~」と単純です。
引き寄せの法則的な思考だと、
友人の体験談で、心配したことがそのまま起きた事話を聞いたことがあります。
「ガス給湯器が壊れたらどうしよう」と考えたら、本当にガス系統が壊れて、修理をする羽目になったりといろいろ「心配したからや!」ということがあったのですが、それも、まあ偶然かもしれないしと言う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、最近わかったのです。
「心配をしたら、それが現実になる可能性があるから、心配しないほうがいい」つまり、悪い事を考えたら悪い事が起きる~というようなという発想は平凡な発想だということに。
実はもっと大事なことは、「心配している今の状態は、すでに幸せではない」ってことという部分だったのです。
過去の困難だったこと、未来の不安などに気を取られていることは、今をおろそかにしているということ。
将来のことを心配、不安に思って、あれこれ思案していると自体が幸せでない。
そのうえ、その心配や不安が、本当に実現することも重なったら、本当だった~てなってしまいます。
だから「今、幸せにならないと、この先も幸せにならない」ということをよく言われているけど、本当だったんだ~!てわかった瞬間でした。
気付いたのは、私の知人の経営者の話からでした。
知人は、会社の売上が伸びない。スタッフがすぐに辞める。クレームの多い顧客が来るなど悩みが多いようでした。
それは確かに深刻な悩みです。不安にもなるでしょう。夜も眠れない日々が続いたそうです。
それでも、全員で協力し、主力となるスタッフも揃い、売上もかなり伸びました。
これで、悩みも解消して、夜眠れないなんてことはなくなったかと思ったのですが・・
なんと、その知人はさらに、これからのことを心配していたのです。来年度の売上が悪かったらどうしようかと気をもむのです。
そして、その不安から、スタッフや周囲に対して、厳しいプレッシャーを与えたり、顧客の対応もうまくいっていない様子です。
スタッフたちは、かなりストレスを抱えて、職場の雰囲気も暗い感じです。
その知人の様子を見て、共通の知人が「先のことが心配しすぎてあの態度になるんでしょうね」と言いました。
そこで理解できたのです。
先のことを心配して、今を満足していないと、顔にも、態度にも、言動にもそれが出てしまい、それは周囲に影響してしまう。
知人は、現実が厳しいならまだしも、今は売上もあり、良いスタッフに恵まれてうまくいってるにも関わらず、先のことを心配するあまり、しなくていいプレッシャーを周囲に与えてしまい、評判を落としているのです。
このままいくと、また同じことの繰り返しです。
日々、悪口をいい、人を寄りつかせない態度をしていたら、誰もよりつかなくなります。当たり前のことですよね。
未来は、今の延長線上にあります。今、幸せを感じて笑顔で、気持ち良い態度を取れる人なら、未来も幸せになれる、それはとってもシンプルで普通のことなのではないでしょうか。
でも逆に、それが非常に難しいということなのかもしれません。
当たり前のことのようで、なかなかピンとこなかったことです。
ジャストミートできたかなって思いました。