シロトートとマリザベートです(既出?今、テキトーに書いてみました。)


待ちに待ってよかったです。

 

~主な配役~
エリザベート(オーストリア皇后):花總まり
トート(黄泉の帝王):城田優
フランツ・ヨーゼフ-(オーストリア皇帝):田代万里生
ルドルフ(オーストリア皇太子):古川雄大
ゾフィー(オーストリア皇太后):涼風真世
ルイジ・ルキーニ(皇后暗殺者):山崎育三郎


一言でいうと、マテさんのウィーン版を思い起こす「エリザベート」でした。

トートがいかがわしい。(良い意味で)
「ああ、トートってこんなんだったよね。」
いろんなトートをみてきて、それぞれが持ち味があっていいので、誰がいいってわけでもないけど。
黄泉の帝王、人間ではない感じがしんしんとつのってきて、まがまがしい感じがすごくよかった。
でもラストはとっても神々しいトートなでした。

登場の仕方や、手の動き、声の出し方も、素晴らしかったです。もちろん容姿もです。パーフェクトトート。
宝塚版のトートのよさも合わせ持つ、トート様でした。眼福。


花總まりさんは、安定のエリザベートですね。
私がお花様のエリザをみたのは、宝塚雪組の初演でした。

圧倒的な若さと、トップ娘役になったばかりで、エリザベートの役にふさわしい環境だった気がします。
「三色旗を着ている!」ていう場面の時の時が止まるような美しさをいまだ忘れられません。

現在は中年期以降に説得力があって
「エリザベート」を見事に体現しているようでありました。
わがまま、自由、芸術家気質、闘争心、カリスマ性、探究心、貴族の血、
エリザベートのことは、ミュージカルと本と漫画で感じたことですけど
理想を追い求られずにはいられない、そんなイメージがぴったりでした。
これからどれだけ楽しませてくれるのでしょうか。

花總さんが、東宝版宝塚でエリザベートを演じた初の宝塚娘役だと思います。
実は今回、初めてといっていいくらい、フランツとのデュエットで、フランツの歌詞がはっきりききとれました。
これはさすが娘役の面目躍如というところなのではないのか、それともフランツを演じる人、音響や効果がかわったのか、わからないけど。
子ども時代の転調する歌も自然な移行でしたしね。そんなことを思いました。


皇太后ゾフィーのカ涼風さんは、黒衣がに合う。相変わらず美しかった。
みんな鼻筋が通っていて、高い。やっぱり美しい人の土台は「鼻」なのでしょうか(うちの母の持論)
注釈:私は涼風さんの長年のファンです

私は涼風ゾフィー、好きです。ファンだから当たり前かもしれませんが美しすぎて迫力あった。
自分のなすことに、まったく疑問をもっていない向きが、あっているな〜て思いました。毅然として、怖い。

だからこそ、「義務を忘れたものは、滅んでしまう」あのラストの歌も、生きてきますね。
無念さがにじんで、胸が締め付けられました。
フランツを皇帝に育てた自負、それを覆されるような晩年はつらかったろうなと。

もう少し宝塚に財団されていたら、トート様見られたのかな~。
退団時のバウは、エリザベートの楽曲を使用したミュージカルでしたが・・


今回、キャストも装置と演出も新しくなって、シンプルに、簡素化されたような気もしますが
より幽玄な感じが広がった気がします。ルドルフも剣から銃になりました。馬車とかお金かけなくなったのね。

ヘレネの「ひどいドレス、変なヘアー」が過去最高にひどかったことが、ちょっと吹きました。かわいそう(笑)


とりあえず思ったことをつらつらと書きました。