方位学の効能

何度となく方位学、祐気取りなどについて説明してきましたが
最近、吉方位とされている方位へ行っていっても、それが吉方位に感じられないという感想がありました。
いくつかある吉方位の中で、たとば六白の人だとすると
一白、二黒、七赤、八白、が吉とされていますが
「二黒はいいけど、一白はそんなにいいと思えない」という感覚があっても不思議ではありません。

方位の良し悪しは、五行に則っています。
木、火、土、金、水の相克と同じです。

六白は金の性ですので、金は土から生まれ、水を生み出します。
それで相性がいいとされているのですね。
七赤も同じ金の質なので比和といい、同格で良いとしています。

そうすると、土はもらえる。水はもらすという間柄
一白は水星なので、相性がよくても自分が生み出す方位ということになります。

さらに一白の現象も元から、少ない、長い、安い、などの意味もありまして、飛び切り良い方位という意味あいにならないところもあります。
高価な物品を買い入れるには向かない方位とも言われています。

方位、九星にはそれぞれに意味、現象があり、吉方位といっても万人がイメージするような良い方位とはいかない部分もあるのですね。

吉方位、祐気取りへ行くことは、宝くじの一等が当たったとかそういうものでもない気がします。
祐気取りは、その人のもっている穴の大きさによっても効果は違うからでもあります。
自分の穴とは、負債と考えてもいいでしょう。
それまでによくない方位へ行き、そのツケが貯まっている人なら多少吉方位へいっても負債が減っただけかもしれません。
大きな効果が得られる人もいますが、そういう人はもともと負債をもってない後は山を気付いていくだけの状態だったのかもしれません。

大きな得をしたいと考えるより、現状維持、これ以上悪くならないための方策と捉えたほうが自然かもしれません。