次の回が舞台挨拶付きだったからか、私の見た回は空いていました。
さて、3D映画、もっと疲れるのかしら?と構えていたのですが、案外大丈夫でした。でも3Dグラスは重いです。
アクションは私の好きな横山監督なので、もう好きですね(笑)
冒頭の乳母車のお母さん?が豹変して、ロングフレアスカートやロングストレートヘアを振り乱して戦うところなんてあっという間に引き込まれましたし
(友人に姿が似ていると和んでみてたのでホラになってびっくりしたわw)
鋼牙がビルの高層から落下するのをなんとか防ぐシーン、各キャラクターがそれぞれの持ち味を生かして戦う場面も息もつけずに見ました。
中でもやはり、鋼牙対クルス、クルスが変身した後はドキドキしましたね。鋼牙は変身できないからね。
んで、鋼牙はクルスの尻尾に串刺されていて身動きとれず、烈花が危ない!というところ、その串刺しを自ら深くすることによってクルスを攻撃するんですが、もうそれしかないですもんね~。
めちゃめちゃ痛々しいですが、鋼牙という人がよくわかるシーンでもあると思います。
本編の「牙狼」は鋼牙とカオルを中心に進んで、少しロマンティックな部分もあったと思うのですが、
この映画は師弟愛、家族愛、人類愛がメインでしたね。
本編を知らなかったら、鋼牙の存在ってどんだけ孤高なのか、と思えそうです。
最後に、チラっとザルバに烈花の式神?みたいなものに、「カオルって名前つけたら」と言われるくらいで
鋼牙のバッグボーンとかほとんど出てこないからね。
でも、人を救うために戦う意味を若い魔戒法師に伝える鋼牙よかったです。
烈花を助けるのは、その人自身を助けるだけでなく、その家族、友人、関係している人たち、
そしてその人自身がこれからかかわっていく人たちも救うことになる~
烈花がこれから救うであろう人々の未来も救う。
うろ覚えなのですが、そんな風なことを言うのですが、愛する者を守るため、目の前の人を救うためとヒーロー物では当たり前のテーゼですがよりさらに深くて、改めてこのお話の主人公がステキだな、と思いました。
欲望に負けて闇に取り込まれる人の弱さも悲しいですね。
でも鋼牙のいうとおり、愛する人をホラなんかにさせたくない、ですよね。
私はやっぱり鋼牙が好きだな。
蛇足
松山メアリさんは、体の動きはとてもよくて役にぴったりなのですが、お芝居はまだ新人らしいもので、ちょっと残念といえば残念だけど全部揃ってる人はなかなかいないので仕方ないですね。
倉君も笠原さんももちろん、安心して見られる。
津田寛治さんも良い師匠ぶりで、笑顔がステキでした。
笑ったのは、中尾彬さんがトレードマークのねじりがちゃんとあったこと。これは絶対にはずせないのね~
女性は魔戒騎士になれないんですって~。てゆーか牙狼にならなくてもあんなに戦える鋼牙は人間じゃねえ~と思いつつ。
いつか女性も魔戒騎士登場!とかならないのかな。
私だったら魔戒法師になりたいです。結界はれたら便利だろうなあ~。