梅田芸術劇場|「マルグリット」
http://www.umegei.com/m2009/marguerite_special.html
春野寿美礼様、退団後、初の本格的舞台。 タイトルロール。
予想以上によかったです。
椿姫・・なんですが、第二次世界大戦を舞台にしているので、違う話と思っていいです。
以前、ギエムの「椿姫」の時も泣けて泣けてしかたなかったけど 、今回も、もう少しで声が出そうになっちゃいました。
春野寿美礼様は男役とか女役とか超越したファムファタールでした。 孤高のヒロインでした。
美しい声と歌声にうっとり。
春野さんは長身で、ベロアのたっぷりした真紅のドレスも着こなしていたし、黒のドレス、白のドレスもステキ。
身包み剥がされた白い下着姿にドキドキ。 圧倒的な存在感。これからも楽しみな女優さんです。
アルマン役の人も顔が童顔でかわいすぎるのですが 歌がうまく、よかったです。
また唄える若手のミュージカルスター出現でしょうか? ダンスはどうなのかしら?
寺脇さん、こんなところにいましたよ。 「相棒」にいないと思ったら。
マルグリットに狂わされていくナチスの将軍、怖いくらいに熱演していましたよ~
その他のメンバーも皆達者な人ばかりで、お話に没頭できます。
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私も年を取ったな~
こういう話は若い時は嫌いだったのだけど・・ 今はしっとり酔えますね。
愛する人のために、自分を犠牲にする究極の愛。
ちゃんと、愛する人にそれが伝わるのがよかったです。
ハッピーエンドではないのですが、報われたな~と。
愛する人の腕の中で・・マルグリットは最後は幸せだったと思います。
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客席踏み入れたら、そこには巨大オサさんが!!
目をパチパチするので不気味な気もしたけど・・あんなアップでもお美しいです。
舞台装置もロマンティックで、工夫があって面白かったです。
いろんな道具が上から、横から、お盆で回って登場。
爆撃の迫力も、移動する背景も、見ていて飽きないつくりでした。
指揮者はどこから見て演奏しているのかしら?と不思議に思ったり。(オケBOXないので。)
なんの情報も見ずにいきましたが、「レミゼ」の音楽もやってたルグランさんだったのね~
もちろん、音楽もなじみのよい、美しい旋律で、ミュージカルの楽しみも満点です!
この公演て、また東京に戻るのね~。
大人の女性は見て、現実をシャットアウトして、トリップしてみるといいと思います