本屋でみかけて即購入。

長年親しんでいる

ミュージカル・エリザベート

今年もすでに名古屋で観劇しまして、お正月は梅田芸術劇場にやってまいります。

ハプスブルグ家の悲劇が描かれていますが、どうもヨーロッパ史に疎くて

マリー・アントワネットとマリア・テレジアの時代からどうなってるのかとか

イマイチわかっていませんでした。

そしてこの本はいろんな疑問を即座に解決!


ハプスブルグの成り立ちから終焉まで、絵画とともにわかりやすく

ドラマティックに大変興味深く教えてくれます。


ベラスケスやエルグレコなど教科書に出てきた画家の当時の身分や境遇などにも触れられていて

懐かしかったり、より理解が深まりました。


ノストラダムスの予言で有名なアンリ二世の事件や映画でも見たイングランドの女王エリザベス一世とフェリペ二世の時代

そもそもスペインにおけるハプスブルグ家の繁栄。

一気につながったのでした。すごい!


そしてエリザベートのこともですが、ミュージカルではあまり良いイメージではない皇太后ゾフィの若かりし頃のことが書かれていて、彼女の生涯ももっと知りたいなと思えました。

才気溢れた美女ゾフィもかなりドラマティックな人生ですものね。

エリザベートで印象的な文章は「不幸な夫婦は45年かけて、結婚するべきでなかったことを丹念に確認しあった」でしょうか、本当ですね。

結婚は自分の運。どうにもならないのです。


良い本です。