Bonjour
今週から学校が始まり、さっそく久しぶりになってしまいました。
今日は、なぜ私がリヨン政治学院に留学することになったのか、その理由とここまでの経緯について書きたいと思います。
まずはリヨン政治学院(通称Sciences Po)について。
正確にいうと大学ではなく、グランゼコールという区分に属する、高等教育機関です。
ある分野に特化したエリートを養成する学校ととしてルイ14世の絶対王政以降にできた制度のようです。
グランゼコールについての詳しい説明は他にも沢山ネットに上がっていると思うので(所々間違っているので鵜吞みにはできないですが、〇ィキ〇ディアでもだいぶ分かりやすい説明が載っていました)、ここでは軽く私がグランゼコールやリヨン政治学院に対して持っている印象や肌で感じた経験を書いておきます。
これはどこかで読んだ話ですが、
フランスは日本よりも学歴社会、と言われている程、就職先やその後のポストに学歴が響くことが多いらしいです。
近年問題になっている若者の失業率も、政治学院に関わらずグランゼコール出身者にはほぼ、無縁のようです。
確かに、寮で知り合ったフランス人にも、自己紹介のときにSciences Po Lyonに通っている、と言ったら「おー!すごい!頭いいんだねきみ」みたいな反応をされたので、それだけ「グランゼコールの学生」の社会的ステータスは高いのだな、と感じました。
(実際、私は交換留学生なので入学選抜試験に通ったわけでもなければ、シアンスポの卒業生になる予定もないので凄くもなんともないのですが。そんな優秀なフランス人と恵まれた環境で一緒に勉強する機会が得られたことには感謝しています。)
<Sciences Poを選んだ理由>
・政治学に興味があった
・フランスの大学に交換留学で行くのは損した気分になる(ケチ)
→フランスは大学の授業料が無償に等しいくらい安いので、交換留学で行くよりは私費留学のほうがお得です(笑)
・通常の“大学”に比べて多くの留学生が来ている
・グランゼコールということもあり、入学選抜試験を経て入ってきているので学生のレベルやモチベーションが高い
<リヨンを選んだ理由(都市)>
・フランス人の教授が口を揃えてオススメしていたから
・政治学院があったから
→早稲田の協定校リストには、リヨンの他にパリ、リール、レンヌ、グルノーブル政治学院がありました
・冬の寒さが厳しいフランスの中では、比較的温暖なエリアだから
→欲を言えばカンヌとか、もっと暖かいエリアがよかったです(笑)
・食の都、グルメが充実していたから
→食べ物が口に合わないと絶対に悲しくなるので…実際、どこで食べても美味しいものばかりで毎日感動しています!
以上の点から、
学校としての特徴、都市としての魅力がちょうど合致するリヨン政治学院に留学を決めました。留学生活はまだ始まったばかりですが、ここに来て大正解!と思える環境ですし、オススメできる学校です。
ただ、ここまで下調べをして自分の中で希望を決めた後に、早稲田だと留学センターに出願して、他の希望者と競って枠を勝ち取らないといけないので、一筋縄ではいかないです。特にリヨン政治学院への交換留学は1枠しかなかったので、どうしてもここが良い理由を志望理由書に詰め込みました。
何人ライバルがいて、どんな選考基準だったのかも開示されていないので、内情はよく分かりませんが、主に
・入学時~出願時までのcum GPA
・志望理由書
の2点で決められるようです。
ハラハラドキドキするのは割と大丈夫な方ですが、そんな私でももう2度と通りたくない道です。笑
学校の写真。ど真ん中に国旗があります。