ホミン小説「秘密」#47「Contact」 | 東方神起小説 Lily♡ホミンの香り

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ユノとチャンミンがいる限り
みんなと一緒に「We are T!」

 

 

 

 

 

#47「Contact」

 
 
 
 
「ねぇ、これすっごく美味しいんだけど、おかわり、ある?」
 
ヒチョルと名乗る隣人は、
遠慮という単語を知らないのか知らないフリなのか、
当たり前のようにお代わりを催促してくる。
そしてチャンミンも同じく、
それに違和感や嫌悪感を一切感じる事もなく、
はいはい、と返事をして皿によそった。
自他ともに認める「人見知り」であるにも関わらず、だ。
 
 
「はい、どうぞ。、、、ヒチョルさん、本当にお腹が空いてたんだね(笑)」
 
「だからそう言ったでしょ。ここ最近は行ったり来たりで、ゆっくり食事が摂れないし、あっちの世界は寒暖の差が広い場所もあるから体がキツクて、、、」
 
「、、、疲れてるんですね。出張が多いお仕事なんですか?」
 
チャンミンがそう訊ねるとヒチョルは、
摘まんだパンケーキをぽとりとテーブルに落とし、
呆れたような顔をして溜め息をついた。
 
「、、、ったくもぅ。どうして思い出さないのか不思議でならない。まぁ、、、それほど邪悪な力が働いてるって事だろうけど」
 
「、、、邪悪?、何の話をしてるんです?」
 
「あーーー!あぁ、何でもない。こっちの話し。ところで、君、昨夜ここに泊まったんだよね?」
 
もちろんチャンミンは、話を逸らされたと気付いた。
けれどそれには理由があって、
今自分がそれを知る時ではないのだろうと判断し、
とりあえず質問にだけ、答える事にしておいた。
 
 
「えぇ。泊まりましたよ。っていうか、今まで何度も泊ってますけどね」
 
「でもそれは、あの賑やかなお友達も一緒だったんだよねぇ?あの、イチャイチャしっぱなしのバカップルっていうか、あの、ほら、あいつらよ」
 
「あはは(笑)、ドンへさんとヒョっくんね。、そう、いつもみんなで集まってるから」
 
チャンミンが話し終える前に、
ヒチョルはテーブルに両手をついて立ち上がった。
大袈裟な程に抑揚をつけた話し方で
確信を突くためだ。
 
「けど!、、、昨夜はユノとふたりっきり、、、、ねぇ、ヤッた?」
 
あまりに唐突な質問に、
チャンミンは驚き、飲んでいたものを
気管に詰らせてしまった。
 
「!!、ゲホゲホっ!なっ、、なにを言っ、、、ゴホゴホッ!、、、」
 
「、、、ハァーーーー、、、なぁんだ、その様子じゃまだみたいだね」
 
酷く咳き込むチャンミンに向かって
嫌味な程に深いため息を吹きかけた。
 
「そろそろだと思ったからこっち来たのにまだって、、、。ちょっと。いつまでも咽てないで、珈琲淹れてくれない?プロになったんでしょ?とびっきり美味しいのじゃないと承知しないから」
 
「ゴホッ、、、ちょっと待って、すぐに。、、、ところで、あなたってすっごく失礼な人だね」
 
「、、、まぁね」
 
 
不貞腐れた様子に、
やはり何か、秘密があると思った。
 
 
「あのさ、僕からもひとつ質問していい?」
 
「どうぞ。なにかしら」
 
「僕たち、どこかで会った事ある?あ、昨夜じゃないよ、もっと前」
 
「、、、ふふん(笑)、そうだね。まぁ、僕だけじゃないけどね」
 
「それって、、、」
 
「まぁ、そのうち分かるさ。君とユノがあーなってこーなったらきっと、、、ほら、早く珈琲!」
 
はぐらかされた上に急かされて、
チャンミンはそれ以上は追及できず
空になった食器を流しに置いて
ドリップの準備に取り掛かった。
手動のコーヒーミルはゴリゴリと音を立てながら
疑問を打ち消すように良い香りを放つ。
 
肩肘を突いてそれを見ていたヒチョルは
チャンミンには聴こえないと
分かったうえで、独り言を呟いた。
 
「、、、ふたりで居ればなんでも出来るんだから君たちは。信じて待ってるよ、、、みんなね」
 
 
その頃ユノは、既に会社に到着し、
ひと足早く来ていたChloeを、廊下で見掛けたところだった。
他の社員たちがすれ違いざまにChloeに挨拶をしていく。
多少の気不味さが残るユノは直ぐに声を掛けられず
その少し後ろを歩いていると、視線を感じたのか、
Chloeが徐に立ち止まって振り向いた。
 
 
「おはよう」
 
「おはよ」
 
「ちゃんと来たのね(笑)、もしかしたら休むのかと思ってた」
 
いつもと変わりのないChloeに
ユノは安心し、ぎこちなく歪んだ口元がやっと緩んだ。
 
 
 
「何があっても仕事はやるさ。、、、それより、昨日は色々とごめ、」
 
「あー、謝らないで。チャンミンと店の事は悪意じゃないってわかったから、それはもう良いの」
 
「うん、、、」
 
「それより、今後どうするかを考えなきゃ。あなたの婚約者と会長は諦めてないわけだしね」
 
「そうだな」
 
「なんとしても乗り越えなくちゃ。邪悪なものに打ち勝たなければ未来はない」
 
「邪悪、、、?それって、どういう、」
 
Chloeはハッとして口を抑えた
邪悪、という単語を確かに聞いたユノの頭には
昨夜の黒い靄(もや)が思い浮かんでいる。
根拠などないが、Chloeはなにか知っていると
ユノの勘が働く。
 
「Chloe、待って」
 
「、、、」
 
焦りから速度を速めた足取りを
ユノは前に回り込んで簡単に止め
Chloeの腕を押して壁際に追いやった。
そして、周りの人に聞えないように
小さな声で問うた。
 

「Chloe、さっきの、もう一度言って」

 
「さっきの、ってなんだっけ」
 

「確かに聞いたぞ。邪悪なものに打ち勝つ、って言ったよな」

 

「あー、、、」

 
「思い当たることがあるんだ。Chloeは知ってる気がする」
 
「あぁ、しくじった。、、、そう。知ってる。黒い靄のこと」
 
 
 
 
 
 
つづく
 
 
 
 
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
 
 
 
 
今回もお越し下さって
ありがとうございます東方神起
 
毎年の事ながら、
春ってなんだか気忙しい。
そして今年は、天気が不安定で
ぐったりしてる日もしばしば。
 
気象病?っていうんですかね
気圧の変化に体調が左右されるとゆー
巷で噂のアレっす。(*_*)
 
私の場合、とにかく偏頭痛。
そいで体が重い←(体重の事じゃなくて)(*_*)
 
ホミソニンないと動けんわい
 
 
 
 
そんなこんなですが、
ヘアサロンに行ってきました。
インスタの方にも遊びに来てくださってる方は
ご存知だと思うのですが、
この度、イメチェンして
ヘアカラーをガラリと変えました。
 
気分が変わって良いですきらきら。
 
すごく短くなっちゃったから
春の風がふいても
フワフワならないのがちょっと残念かな(´ε`;)ウーン…
 
てか、フワフワなったら
ツーブロが丸見えになっちゃうな(*’艸3`):;*。 プッ
 
 
 
ちゃんさん
がまりあんさん
かれんさん
 
コメントありがとうございました♪
リコメ完了していますいちご
 
みかんさん
Snowy#163の方にも、リコメさせて頂いてますユノサイ
 
 
 
 
いつもありがとうございます♪
 
心のこもったメッセージ、
大切にします(▰˘◡˘▰)
 
 
 

 

 

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