秘密#24「Confession」
思いがけない告白によって
それぞれの考え方や捉え方や感情が交錯し
全く混乱が無かったわけでは無いが
この事によって共通の「秘密」を背負ったことで
4人の友情は以前よりずっと
親密になったのは間違いない。
ユノに至っては特に、
とても潔く、微塵の抵抗もなく受け入れたので
チャンミンは内心、動揺する自分を恥じたが
それはきっと、ユノは世界中を転々とし
海外暮らしが長いため、
広い視野で物事を見る事が出来るからだろうと
自分の中で折り合いを付けて納得した。
それから、チャンミンが淹れた珈琲を
全員が飲み終えた頃、
ドンへは大きな声をあげながらため息をつき、
蒸し返すようで悪いけど、とヒョクチェに問うた。
「あ~~~あ、、、とうとう言っちゃったな。、、、けどヒョク、お前なんで今になって俺たちの事バラした?そこだけ分かんないんだけど」
「そういえば、そこを聞いてなかった。僕にさえ黙ってたのに、どうして?」
責められているわけではないと分かっているが、
ヒョクチェはバツが悪そうに頭を掻きながら
ぽつぽつと話した。
「それは、、、最初は本当にまだ、先の事が分からなかったから、、、だから誰にも知られたくなくて、、、けど、やっぱり隠しておくのは辛くて、、、、」
「(笑)、なぁ、ヒョク。理由はそれだけなのか?、、、ドンへが君を不安にさせてるから、、、じゃない?」
「、、、どうしてわかるのユノさん」
「ちょ、、、なんで俺よりユノの方がヒョクに詳しいんだよ」
寝転んでいたドンへはゆっくりと起き上がり、
ユノの顔を訝しげに見つめた。
「ふ(笑)、そんなの、最近のドンへを見てたら察しがつくさ。俺もそうだけど、Chloeが出張に出てからというもの、君の仕事量は倍以上。毎日残業続き。っていうか、持ち帰ってるだろ?そして寝不足のまま翌日も出勤」
「なるほど。要するにヒョクはほっとかれてるわけ、、、だね?」
「えと、二人とも正解なんだけど、、、そうはっきり言われると、、、物凄く恥ずかしい、、、。でも、そうなんだ。狡いかも知れないけど、公表する事でドンへの気持ちを確かめたくなって、、、」
「だって仕方ないだろ!実際、ヒョクは明け方に帰ってくるわけだし、しかも、オンナの匂いをプンプンさせて鼻歌なんか歌いながらだぞ。、、、それなのに、いちいち起きて相手する気力も体力もねーっての!」
「ブッ(笑)、オンナの匂いって(笑)、香水の事?密室した店内なんだから香りぐらい移るさ」
「どうせハグとかしてんだろ」
「営業って分かりきってるじゃん。心が狭い」
「知らねーよ」
ドンへはヒョクチェと違い、
ユノに責められたと感じたのか、
顔を背けて荒っぽく寝転んだ。
「ははーん、、、、」
「、、、ね」
「ったく、、、」
3人は顔を見合わせ、
そろって溜め息をついた。
「腹が立つのは図星だからだな。君たちは生活リズムが違うからそこは補わないと。それに、恋愛はお互いの想いが一緒じゃないとバランスが悪くなってトラブルの元」
「っていうか、ユノに言われたくないねー。お前さ、知った風に言うけど付き合った事あるの?てか、相手いるの?、、、あ、言い方が違うな。、誰か一人に絞ってるのか?だな」
「え、、、ユノさんて恋人いるの?」
「ドンへやめなよ」
「あぁそれとも、お金持ちの御曹司ともなると婚約者がいるんだっけ?」
「ドンヘッたら」
ドンへはあてずっぽうに、
意地悪でそう言った。
探るつもりも、攻撃するつもりもなく
ただ、軽く嫌味を言っただけだった。
ユノの返事をきいた後で、
激しく後悔することになるなんて
思いもせずに。
「いるよ。婚約者」
つづく
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
こんにちは~(o´・∀・`o)
あしたは幼馴染みと一緒に、
プチ旅行を兼ねて
TILL2、福岡まで行ってまいります
ワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ
しかし、、、
こんな大事なときにわたしときたら
お腹の調子が悪く、、、
やばいです。
「オムツ、貸そうか?」
う、
ううん、いい。
トイレ間に合うから。
「も、漏らさないで下さいよ!!」
漏らさんわ!!
1日1回
お願いします![]()
こちらも
お願いします![]()







