ホミン小説・秘密#15「Sprout」+近況など | 東方神起小説 Lily♡ホミンの香り

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ユノとチャンミンがいる限り
みんなと一緒に「We are T!」

 
 
 
 
秘密#15「Sprout」
 
 
 
 
 
「ヒョっくんも知ってたんだ。じゃぁ今日は楽しくなりそうだね」
 
 
チャンミンはいつもと同じ調子でそう言ったけれど、
平常心ではいられそうにない自分を自覚していた。
胸の奥から、何とも言えない黒い物がじわじわと這い上がってくる嫌な感じ。
 
だから、頼まれても居ないドンへとヒョクチェの珈琲を
ただ黙って淹れ始めた。
何もしていないと嫌味のひとつでも言ってしまいそうな気がして。
 
目の前に並んで座り、今日の予定を話す賑やかな声が
否応なしに聞こえて胸が騒めいた時、
良い具合にエスプレッソマシンのスチーム音がそれを掻き消してくれた。
 
 
「はい。お待ちどうさま。しっかり旨味が凝縮された最高のエスプレッソを召し上がれ」
 
「あ、僕の分も淹れてくれたんだ。ありがと」
 
「いくら共同経営者でも、代金は頂きますからね」
 
「え"ッ!!そんなケチな事言わないでよ~」
 
「あ~、チャンミン。ヒョクとユノの分も俺が払うから安心して」
 
「え、、、(笑)、やだなぁドンヘさん。冗談ですよ。ヒョクチェのは良いんです。だって、ここは僕達の店なんだから仕入れにも関わってるわけだし」
 
 
そう言った直後、少し挑発的な言い方になってマズいと思った。
 
もちろん、3人は何も気付いて居ないらしかったが、
自分の中でなんだか気まずくて、誤魔化すように
人差し指と親指で自分の鼻をキュッキュッと何度か摘まんだ。
 
それから、今日の自分はどうにも変だと思い、
これ以上彼らに干渉しない為、グラス磨きに取り掛かる事にした。
チャンミンにとって一番、無心になれる作業でもあるからだ。
 
 
 
 
「ところでユノ。まず、何が欲しい?何を買うつもりか教えてよ」
 
「あ~、そうだなぁ、、、ん~、とにかく家具!家具が要る!ソファーにテーブルに、ハイチェストも必要だし、テレビ台的なモノ、それから、、、あ!!そうそう、食器棚も絶対必要だし、、っていうか食器も買わなくちゃ」
 
 
そこでチャンミンはあまりにも驚いて、
持っていたグラスを落とすところだった。
 
 
「ちょっと!!ユノさん!、食器も食器棚もないって、じゃぁ今まで何で食事してたって言うの」
 
「え。あぁ、、、紙皿?」
 
「飲み物は?」
 
「紙コップ
 
「うっそ!」
 
「、、、ユノさん。引くわ。彼女出来ないよそれじゃ」
 
「クク(笑)、なぁユノ、お前ってほんっと面白いな(笑)、なんでだよ。皿ぐらい持って来いっつーの。お前ん家にいっぱいあるだろ?めっちゃ良い皿が」
 
「けどそれは家のものであって、俺個人のものじゃないから。俺の物なんて何一つないよ、あの家には」
 
 
 
そう言ってユノは、最後の一口を飲み干した。
 
 
 
「、、、な~んか引っかかる言い方したな、今」
 
「まぁまぁ。そこは置いといて(笑)、とにかく、今回は本当の意味で自立って訳。協力してくれよ。俺の、俺だけのあの部屋を完成させるんだからさ」
 
 
 
 
カウンターの内側にいるチャンミンには、
向う側を客観的な目で見ることが出来る。
だからこそ、お客さんとの会話が成り立つし、
それが接客業の醍醐味とも言えるだろう。
 
今はユノをそんな目線で見ていた。
言葉の中の含みを見つけてしまったからだ。

さっきまでのアンバランスな気持ちは消えて、もっとユノの事を知りたいとも思っていた。
単なる好奇心や興味ではない。
なんだかとても気になって仕方ない、といった風に。
 
 
「ねぇユノさん。家具を買うのは良いけど、部屋の広さに合ったサイズを選ぶのが大切だよ?ちゃんと測ってきてるの?」
 
「え?そんなことしなきゃならないのか?」
 
「ユノさんたら、、、服を買う時だってサイズで選ぶでしょう?
 
「そっか。そうだな、、、じゃぁ、みんな先に俺の家に寄ってもらっていい?測るから」
 
「、、っていうか、それが大前提っしょ。んじゃ、早く行こうぜ」
 
「あ、あ、、、ちょっと待って。チャンミン、明日は休みだよな?ここ、何時に閉める?」
 
「んー、予定ではあと2時間くらいだけど、、、」
 
「チャンミンさえ良かったら、、、いゃ、チャンミンも一緒に来てくれないか?、、、嫌でなければ」
 
「え、、、僕も、、、?、、、けど、」
 
 
それを聞いて、ヒョクチェは指を鳴らした。
 
 
「(パチン)それ、めっちゃ良い!なぁチャンミン、今ちょうどお客さん切れてるし、店、閉めちゃおうよ。僕、closeの札掛けてくる」
 
 
 
 
ShimLeeは、生活スタイルを社会人に合わせているため、
基本的に日曜日と祝日は閉店日だ。
夜のヒョクチェの方も同じ。
だがしかし、休みの日や閉店時間を自分たちの自由に出来るのが
自営の良いところ。
 
 
「やれやれ。断るわけには行かないね(笑)」
 
「店じまい、僕がやっとくから着替えて来いよ」
 
「うん、さんきゅ」
 
 
そうして、4人揃って店を出る時、
ユノは振り返り、一番後ろを歩くチャンミンに小さな声で呟いた。
 
 
「今日の事、誘ってなくて嫌な気分にさせてしまったな、、、迷惑だと思ったからわざとだったんだけど、、、本当にごめん」
 
「、、、、、え、」
 
 
 
チャンミンの気持ちに
ユノはちゃんと気付いていたらしい。
 
 
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
 
 
 
こんばん、、、、いゃ、
おはようございます。(o´・∀・`o)
 
いつもの予約投稿ですが、
書いてる現在は既に日付が変わって
午前3時をまわりましたので、
どちらにしても「おはよう」だね←どーでも良い事にくどい
 
 
 
 
 
みんな、元気ですか
健康ですか~~(゚Д゚)ノ
 
わたしは寝込んでました、、、
ひどい風邪でをひいてしまった。
 
 
 
 
 
今週は抗生物質投与ですわ、、、
 
 
 
 
 
3日間、ほぼ寝たきりだった。
っていうか、怠くて目を開けていられなかったという感じ。
 
友達が言ってた。
いくらでも寝れるっていうのは、調子の悪い証拠だって。
 
で、しっかり寝て、なるべく安静にして過ごしていたら、
今日は朝起きた時から体が軽くなってました。
 
 
 
体ってうまいこと出来てるんだなぁ、としみじみ。
 
インフルも猛威をふるっていますからして、
皆さまもどうかご自愛くださいませいちごちゃん。LOVEいちご。
 
 
 
(*゜▽゜ノノ゛☆
読みに来てくださってありがうちわです雪だるま
 

 

 

 

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