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Snowy prince・110「望み」
「Snowy Prince、どうぞ中へ」
こんな夜更けの、しかもこんな森の奥深くに
まさか僕たち以外の誰かが居るなんて
想像さえしていなかったから驚いた。
けれど、この紳士は僕の事を知っているのならば、
彼が何者であるか、凡(およ)そ見当はつく。
「あの、、、失礼ですが、まず、あなたの名前をお伺いしても?」
こんな夜更けにも関わらず、つばの広い帽子を目深に被り、
胸に手を充てて俯いたままの彼に問いかけた。
「申し遅れました。、、、わたくしは火の国の使い、ヒチョル、と申します」
ゆっくりと顔を上げ、
ユノが灯す炎の光に照らし出された彼は
声を聴いていなければ、女性かと見紛う程に
美しい人だった。
「やはり火の国の、、、。ヒチョルさんは、なぜここへ?」
「どうぞヒチョル、と呼び捨てに。、、、我が国王は、SnowyPrinceからの手紙を受け取り、城に仕えていたこの私にお世話を命じられました。早速お迎えに上がり、お待ち申し上げていた次第で御座います」
「、、、そうでしたか。ありがとうございます」
「そちらの方が、、、ユノ様、ですね?」
「チョン・ユンホと言います。どうぞ宜しく。、、、、ところで、この家の所有は?」
「Princeからの手紙を受け取って直ぐに、待機するために急いで準備したものです」
「そんな、、、。わざわざ申し訳ありません。ありがとうございます」
「礼なんてとんでもありません。こんな小さな家しかなくて、なんとお詫びをすれば良いか、、、あぁ、そんな事よりも、さぁ中へどうぞ。お食事もベッドも用意してありますから、さ、どうぞ」
ヒチョル氏に促されて中へ入ったけれど、
まさかあの分厚いカーテンの内側に、
こんな部屋が広がっているだなんて
「すごいけど、、、すご過ぎる」
「(笑)、驚きましたか?Prince」
「あ、え、、、えぇ、とても、、、」
壁一面にはぎっしりと本が並べられていて
こんなに大量の本を短期間で、
一体どうやって運んだのだろうかと不思議に思った。
やはりユノも同じことを考えていたようで、
「さすがユノ様(笑)、、、そう、実はこの部屋は、火の国に存在している私の家なんです。」
「、、、繋がってるの?」
「えぇ。実際にはここへ建ててなど居ないのですよ。外観は単なる幻像。明日には跡形も無く消えてしまいます」
「では、この家ごと入国する、というわけですか?」
「察しが良い方ですねユノ様。まさしくその通り。私はそのつもりでお迎えに上がったのですよ。」
それからヒチョル氏は、「狭くて退屈な家だ」と謙遜しながらも
程々立派な家の中を一通り案内してくれた。
なにしろバスルームが備え付けのベッドルームが3つ、
リビングの他にも、ビリヤードが設置してある娯楽室まであるのだから
僕が知る限り、普通の身分の家ではない。
「あの、、、ヒチョルさん、ひとつお伺いしても?」
「どうぞ呼び捨てに、Prince。、、、で、なんでしょう?私にどんな興味を持たれましたか?」
「あ、興味とかではないです、、、」
「ぶっ、、、(笑)」
「あの、貴方は城に仕えてる、と仰いましたが、この自宅を見る限りとてもそうは思えません。よろしければ爵位を教えて頂けませんか?」
そういうと、彼はあからさまニヤリとし、
軽く握った拳を口元に宛ててクスクスと笑い出した。
「何かおかしいですか?」
「失礼だが、含みを感じさせる笑いは、あまり感じのいい行動ではないな。」
「あ、、、(クスクス)、申し訳ありません。やっぱりバレてしまうな、と思って、、(笑)」
「あなた一体、、、何者なんだ?」
「クク、、、それはきっと、明日火の国へ行けば分かります。でも、とにかく怪しい者ではありませんからご安心を。国王に仕えているのは嘘ではありません。ほら、このバッヂがその証拠。」
彼の胸元に光る立派な金バッヂは、
例の文書に押印してあったものと同じデザインだ。
「さぁ、お腹が空いたでしょう?私もペコペコです。すぐに食事にしましょう。どうぞこちらへ」
うぅ~~~~ん、、、(*_*;
体調がよろしくない。
頭痛と吐き気と下腹部痛が、、、
治らない。
あ、、、、心配は要りませぬ。
毎月の「まだまだ女真っ盛り!」なアレですので、、、←
お話し、変なところあったらごめんなさい。
後々に読み直して手直しします、、、いつか←いつだよ( ̄ー ̄;
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「そちらの方が、、、ユノ様、ですね?」
「チョン・ユンホと言います。どうぞ宜しく。、、、、ところで、この家の所有は?」
「Princeからの手紙を受け取って直ぐに、待機するために急いで準備したものです」
「そんな、、、。わざわざ申し訳ありません。ありがとうございます」
「礼なんてとんでもありません。こんな小さな家しかなくて、なんとお詫びをすれば良いか、、、あぁ、そんな事よりも、さぁ中へどうぞ。お食事もベッドも用意してありますから、さ、どうぞ」
ヒチョル氏に促されて中へ入ったけれど、
まさかあの分厚いカーテンの内側に、
こんな部屋が広がっているだなんて
信じられない。
「さぁ、お二人ともどうぞこちらに。上着を脱いでラクになさって。この家の中では遠慮など必要ありませんよ。どうぞお好きにお過ごし下さい」
外から見る限りこの建物は本当に小さくて、
二部屋あるかどうかという感じだったのに
見た目に反して中は相当広い。
「さぁ、お二人ともどうぞこちらに。上着を脱いでラクになさって。この家の中では遠慮など必要ありませんよ。どうぞお好きにお過ごし下さい」
外から見る限りこの建物は本当に小さくて、
二部屋あるかどうかという感じだったのに
見た目に反して中は相当広い。
正直、驚きを通り越して怪しさ抜群だ。
「すごいけど、、、すご過ぎる」
「(笑)、驚きましたか?Prince」
「あ、え、、、えぇ、とても、、、」
壁一面にはぎっしりと本が並べられていて
こんなに大量の本を短期間で、
一体どうやって運んだのだろうかと不思議に思った。
そもそも、僕達を迎える為だけの、
間に合わせに建てた家に、
こんなに本が必要なのか?
やはりユノも同じことを考えていたようで、
「さすがユノ様(笑)、、、そう、実はこの部屋は、火の国に存在している私の家なんです。」
「、、、繋がってるの?」
「えぇ。実際にはここへ建ててなど居ないのですよ。外観は単なる幻像。明日には跡形も無く消えてしまいます」
「では、この家ごと入国する、というわけですか?」
「察しが良い方ですねユノ様。まさしくその通り。私はそのつもりでお迎えに上がったのですよ。」
それからヒチョル氏は、「狭くて退屈な家だ」と謙遜しながらも
程々立派な家の中を一通り案内してくれた。
なにしろバスルームが備え付けのベッドルームが3つ、
リビングの他にも、ビリヤードが設置してある娯楽室まであるのだから
僕が知る限り、普通の身分の家ではない。
「あの、、、ヒチョルさん、ひとつお伺いしても?」
「どうぞ呼び捨てに、Prince。、、、で、なんでしょう?私にどんな興味を持たれましたか?」
「あ、興味とかではないです、、、」
「ぶっ、、、(笑)」
「あの、貴方は城に仕えてる、と仰いましたが、この自宅を見る限りとてもそうは思えません。よろしければ爵位を教えて頂けませんか?」
そういうと、彼はあからさまニヤリとし、
軽く握った拳を口元に宛ててクスクスと笑い出した。
「何かおかしいですか?」
「失礼だが、含みを感じさせる笑いは、あまり感じのいい行動ではないな。」
「あ、、、(クスクス)、申し訳ありません。やっぱりバレてしまうな、と思って、、(笑)」
「あなた一体、、、何者なんだ?」
「クク、、、それはきっと、明日火の国へ行けば分かります。でも、とにかく怪しい者ではありませんからご安心を。国王に仕えているのは嘘ではありません。ほら、このバッヂがその証拠。」
彼の胸元に光る立派な金バッヂは、
例の文書に押印してあったものと同じデザインだ。
「さぁ、お腹が空いたでしょう?私もペコペコです。すぐに食事にしましょう。どうぞこちらへ」
ヒチョル氏が作ってくれたという料理は
とても美味しく、ワインも充実していて立派な食事だった。
ただ、、、ひとつ問題が、、、。
ユノは元々あまり飲まないし、
僕はこう見えて、相当酒に強い。つまり自己管理は出来るわけだ。
この家の主であるヒチョル氏も結構飲める方ではあったが
疲れが出たのか、緊張が解けたのか、、、
酔いが回って、思いもよらない展開が待ち受けていたのだった。
つづく
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
うぅ~~~~ん、、、(*_*;
体調がよろしくない。
頭痛と吐き気と下腹部痛が、、、
治らない。
あ、、、、心配は要りませぬ。
毎月の「まだまだ女真っ盛り!」なアレですので、、、←
お話し、変なところあったらごめんなさい。
後々に読み直して手直しします、、、いつか←いつだよ( ̄ー ̄;
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