ホミン小説Snowy prince・53「共に」 | 東方神起小説 Lily♡ホミンの香り

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ユノとチャンミンがいる限り
みんなと一緒に「We are T!」






Snowy prince・53「共に」





「え、、?雪、、、食いたいの?」

「ん?、、、うん、そう。体熱いから、冷たいの食べたくて、、、」

「なら、あんな小さい雪じゃなくてほら、氷食べろ。あーーんして。」



コップから氷をつまんで差し出されたけど、
僕は口を噤んで首を振った。
幼稚な我が儘を言うのは、熱に浮かされているからだろうか。


「なんでだよ。体を冷ましたいならホラ、こっちの方が良いだろ?」

「ユノの雪が食べたいって、、、そう言ってるのに、、」


たったそれだけの、大した事でも何でもないのに
勝手に涙がひとつ零れた。


僕は目を瞑ったまま、背中を丸めてユノの胸に体を沈めると
ユノは小さな溜め息をつきながらギュッと肩を抱き寄せて
僕の額にそっと口付けた。


「、、、ったく。甘えん坊。」

「、、、ちがう。」

「(笑)、我が儘な王様だな。じゃ、もう一度やるから、ちゃんと見てろよ。ん?」

「うん、、、(笑)」


僕を抱き支えながら、もう一度ユノが手を振りかざすと
さっきよりもひと回り大きくなった氷雪がキラキラと舞い、
僕は手のひらでそれを受け止め、そのまま口に含んだ。

「ん、、、、」

当然味なんてないのだけど、なぜか僕の口内には薄い甘みが広がって
解けた氷の粒が全身に沁み渡っていく気がした。


「チャンミン?」

「こんなに美味しい氷初めて。、、、美味しい。とっても。」

「氷なんて無味無臭ダロ。大袈裟なやつだな(笑)、、、ほら、横になって。」

「ユノもこっちのベッドで一緒に寝て。」

「わかってる。最初からそのつもり(笑)」


ユノは腕の中に僕を抱き込んだまま、ゆっくりと横たわった。



「明日、、、あぁ、もう日付が変わったから今日、だな。」

「うん、、、」

「いよいよ発表だな。」

「ん、、、」

「体、大丈夫か?」


これは本当に不思議なのだけど、、、
ユノの氷雪を飲み込んでから、火照りが少しずつ落ち着いてきている。
例えるなら、「中和」していくような感じだ。


「うん、、、大丈夫。さっきよりも随分ラクになってきた。もう平気だよ。ユノは?」

「俺はー、、、そうだな。実はずっと寒気が続いてるけど、お前が俺の中で馴染んで行ってると思うと何てことない。」

「そっか、、、。じゃぁ、熱っぽい僕を抱いてたら丁度良いね(笑)」

「(笑)、そうだな。、、、あのさ、」

「ん?」

「ひとつ気になる事があるんだけど、、、」

「なに?なんでも言って。」

「あいつ、、、偽の大公。ここを閉鎖するなら、あいつはどうなる?」

「大公、、、ユノのお父さん、、、」


ユノは彼に対してなんの感情もないと言っていたけど
「父親」だと知っているのだから、行く末が気になるのだろうと思うと
胸が痛んだ。


「ユノ、、、やっぱりあの人が心配な、」

違う!


言葉を折りたたむようにして、声を荒げたユノに驚いて顔を見上げると、
決まり悪そうに向こうを向いた。



「ユノ、、、こっち向いてちゃんと話して。」

「、、、俺は心底、あいつが憎くてたまらないんだ。自分の欲の為に人の命を奪い、お前の人生を狂わせた張本人はあいつなんだから。」

「それは、、、」

「俺は大切な命を救うために医者として必死でやってきたのに、あいつはどうだ?、、、到底許せるはずがない。」

「、、、ユノ。ユノは彼をどうしたいの?」

「おれはただ、あいつを人間界へ出したくないだけ。どうせロクな事しないに決まってる。」

「どこの世界にも悪人は居る、、、」

「あいつの他にも囚人は居るんだろう?例えばほら、お前の命を狙ってた賊徒もそうだし、、、」

「そうだね。残念ながら、彼らだけじゃなくて、他にも何人か居るよ。」

「王国を閉じるまでの7日間で身の振りを考えないと。」

「うん。、、、王として然るべき裁きを与えるよ。」


そう言って僕はごそごそとユノの方へすり寄って
首元に顔を埋めて目を瞑った。

ユノは僕にブランケットを掛けなおし、
僕が寝付くまで、髪の毛を優しく撫でてくれていた。





つづく





゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ 


こんばんは~(*^-^*)


聞いて、、、。


今日、めっちゃ忙しかったんですっ!!
根っからの夜更かし体質で、低血圧で
午前中と太陽とアルコールに、めーーーっちゃくちゃ弱いあたしが!

なんと!

まさかの!!

交通当番だったんですの!!

「わぁ~~♪朝日って気持ちいいのね♡元気が出ちゃう!キャハ
ハート


なんて事にはならねーんですよ。( ̄ー ̄;

でもね、とびっきりの作り笑顔で、
列をなして登校する児童たちに「おはよぅ
いちごいってらっしゃい桜**
って、声かけたよ。

けど、実際は頭の中がグワングワンしてたっちゅーね…。


その後も、今日はなんだか用事が重なって
HominRoomにさえ顔出せず、、、
Snowyの更新もこんな時間じゃ~~ん
。゚(T^T)゚。


今週はなんだか慌ただしかったから
明日と明後日は、少しゆっくりしたいな。

ゆっくりまったりしながら、激しく妄想に集中したい。←意味腐明







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