Snowy prince・42「変化」
開放ではなく閉鎖と言う僕の言葉を、
ユノは当然聞き逃さなかった。
そしてそれがどんな意味を持つのかも
勘のいいユノは全て理解した。
「だからさっき、俺の言ったことに返事をしなかったのか?、、、俺はずっとお前と一緒に居ると言った。」
「、、、うん」
「けどお前は、居たい、とは言ったけど 居る とは言わなかった。」
「言えないよ。僕には、、、」
ユノは起き上がり、
僕の両肩を掴んで鋭い視線を向けた。
「いいか。俺は決めたんだ。俺の気持ちは、何があっても変わらない。」
「そんなの絶対にだめ!僕はユノの自由を奪う訳にはいかないから、、、」
「俺はお前を一人になんて出来るわけない!」
「ユノ、、、どうか人間界に戻って人と同じように暮らして欲しい。もぅ掌から火は出なくなるんだし、これからは安心して人に恋をして、その人と結ばれて、」
「いい加減にしろ!」
大きな声に驚いて、僕は肩を竦めた。
そして、これ以上話しても平行線だと思い、
僕の肩を掴んだユノの両手をゆっくりと引き剥がした。
それから一度深呼吸をして、
ユノに言い聞かせるよう静かに話す。
「ユノ。僕と一緒に居てはだめ。あなたの新しい人生はあなたのもの。どうか自由に生きてほしい。」
「、、、何度言えば良い?俺が好きなのはお前だって。わからない?誰かに対してこんなに愛しい気持ちになるのは初めてなんだ。、、、言っておくけど、俺は過去に付き合った人が何人か居る。」
「、、、(笑)、そうだろうね。ユノはモテるだろうし、、」
「だけど、うまく行かなかったのは歳の取り方や炎のせいじゃない。ただ単に俺が、相手に対して求める気持ちがなかったから。相手が変わっても、俺はいつも同じ。」
「どういう事?」
「相手の心に踏み込んでいくほどにはならなかった。付き合ってるくせに、デートに誘う事もなかったし、自分から体を重ねたいとも思わなかった。」
「、、、でも経験はあるんでしょ?」
「ないよ。」
「嘘。」
「欲しくないんだから、途中から続けられなくなって、、、って、あぁ、今そんな話ししてる場合じゃない。とにかく!俺は残るお前と一緒に生きていく。」
「だから!そんな事は無理だって言ってるでしょう?どうして分かってくれないの?、、、ユノは僕を置いてどんどん歳を取っていく。そしてそのうち、僕を置いて逝ってしまう時が来るんだ、、、そんなの、、、耐えられないよ、、、」
そのまま僕たちは黙り込んでしまった。
ユノも分かってる様に、
国を閉じるという事は入口を塞ぐという事であって
外へ出てしまったら、二度とここへ来る事は出来なくなる。
力を失い、普通の人間と全く同じになった国民たちは、
この国があった場所はおろか、これまでの記憶でさえも
徐々に失ってしまうのだから。
けれど僕は代償としてこの国に残り、
中途半端に残った力を保ったまま生きていかなければならない。
人間の年齢でいうなら、恐らくこの先
数百年以上も。
けれど僕は、とうに覚悟は出来ている。
王としての最後の務め。
たった一人でも、必ず全うしてみせる。
つづく
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
もぅ夜警日誌のイベントか、、、
まだまだだと思っていた色んなことが
次々と訪れて、、、
複雑な気持ち。
あ、わたしは夜警のイベントはお留守番組です。
行きたかったけど、とてもとても時間がない

ってか、そもそも当たらなかったしね(笑)
で、
お留守番してるチャンミンをテーマに4コマを作りましたw
スマホで作ったものを大きく載せたので
画像荒くなっちゃった

シムの体育座り。
最強の萌え。

お願い致します♪
にほんブログ村

こちらもぜひ♪東方神起ランキングへ





