Snowy prince・12「芽生え」
「チャンミン。お母さんの事、覚えてる?」
「、、、、ううん、」
僕には、母の記憶が殆ど無い。
王の間の壁に掛けられた大きな絵には、
産まれて間もない僕を抱いた母と、
先代の王が描かれている。
家族が揃っているのは、
この絵の中だけ。
母の痕跡は
これだけだ。
「少しも?」
「うっすらとしか…。先代の王は、、、僕の父はいつも絵の中の母を見てた。とても寂しそうな顔で、、、」
「お父さんに聞いたことは?」
「一度だけ。お母さんは出て行ってしまったんだ、って。たった一言だけそう言って、黙り込んでしまった。だからそれ以降、母の話はしたこと無い、、、」
「、、、出て行った?」
「、、、うん」
「変だと思わない?まだ幼いお前を置いて、愛する夫と別れて出ていくなんて。それが本当なら、なぜ探し出さなかった?」
「、、、分からない。けど、父はずっと母を待ち続けて、毎日待って、、、亡くなる時もベッド越しに、あの絵を見てたんだ。」
「、、、ちょっとそれ貸して、」
ユノは僕の横に座り直し、
僕の持っていた本を奪い取って
どこかのページを探し始めた。
「、、、ユノ?」
「あ?、すぐ返すから。えっと、、どこだったかな、、、」
「あぁ、、うん、わかった。けど、そうじゃなくて、、、」
「なに?」
「だから、、、その、」
「君に見てほしいページがあるんだ。ちょっと待ってってば、」
「いゃ、あの、、それは良いんだけど、、、」
「なんだよ、ったく!待ってって言ってるじゃん!」
「あの、足、、、踏んでるから、、、痛いんだけど、、、」
「え?、、、あーー!悪い!ったく、早く言えよ、お前は~」
「クスクス…(笑)」
本当はとても照れくさい。
こんなに気さくに接して、しかも
ミノ以外で僕の事を「お前」という人なんて
初めての事だ。
彼が王国の住人じゃないって事も
関係あるだろうけど、
それにしても、飾らない彼の姿は
警戒心を解くどころか
親近感さえ感じさせる。
「ごめんね、チャンミン…あ、そうだ!痛いのイタイの飛んでけー!」
「あはは(笑)、お医者さんなのにおまじないするの?クスクスw」
「結構効き目あるんだぞ?、、、、、あ、あった。ね、チャンミン、ここ、読んでみて。」
「ん?、、、どこ?、、、えっと、、、」
「君のお母さんは出て行ったんじゃない。追い出されたんだ。」
「どういう事?そんなの、父は何も言ってなかった。」
「よく読んで。」
「、、、それに、僕の母は、、、人間、、、、なの?」
「、、、あぁ。そうらしい。」
「、、、やっぱり」
「やっぱり?、知ってたのか?」
つづく
※使用しているgif画はちゃるさんからお借りしています。
ちゃるさん、いつもありがとぅございます♪
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
今夜もこんな時間に
ばんわ…
←昨夜も夜更かしして明け方まで起きてたものですから、
今日は相方チングに注意されましたよ

「更新が夜中過ぎてるでしょ!早く寝なさいっ」って。
あたし…
根っからの夜型なんだよね。
3時くらいに寝て、6時に起きて、
子供らと"やべっち"←旦那のニックネームw
全員を家から送り出すのが7時半。
で、その後はBSで「まっさん」観ながら
家の事を軽く済ませ、
熟女犬のニコに話しかけ←(ここ大事w)
インコにも話しかけ←(おかげで良く喋るようになったw)
そのあと、ちょっと横になります。
はっきり言って、睡眠時間3時間だと
二度寝しないと体が持ちません…
「ちょっとチャンミン聞いた?リリちゃん寝つきが悪いんだって!どうしてかな?僕たちすぐ眠れるのにね(コソコソ)」
「あぁ、それはねヒョン。僕たちは一緒に寝るから体がポカポカでしょ?だから寝つきが良いんですよ。」
「・・・って事は、リリちゃんは、、、」
「ダンナさんが居るのにね…プッ(笑)」
えーーい!
シーッ!!
お黙り!
という訳で、
今夜も更けていくのでした←
っとお願い致します

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