短編・想い・1←ここから

短編・想い・2
自分の性格は、自分で良くわかってる。
僕はどちらかというと冷静に自分を見る方だし、
むしろストイックだとさえ言える。
幼い頃から芸能界という厳しい世界で過ごしてきたおかげで、
聞き分けのない人間じゃないと思うし、
自分で自分の機嫌を取ることだって難しくない。
けど、
そんな僕を唯一動揺させてしまうのが、他でもない、
「ユノヒョン」だ。
ユノの行動や言葉、態度に一喜一憂し、
どんなに些細な表情の変化でさえも、僕の心を煽る。
離れていても、だ。
ただ、、、、
ユノヒョンはそんな僕の事、
どこまで分かってくれてるんだろう、、、
僕が不安になるのは、
それだけ僕がユノの事を想ってるから。
ユノは、、、?
「おい、どうした?今夜はやけに機嫌悪い顔してるな。疲れたか?」
飛行機から降りて、スーツケースが流れてくるのを待っていると、
マネヒョンが心配そうに顔を覗き込んだ。
「あぁ、いいえ、、、体は大丈夫です。」
「体は、、、って事は、問題があるのは“気持ち”か。」
「まぁ、、、、そんな感じ。」
小さな声で返事をし、鼻先を指でつんつんとつまんで、
マネヒョンから目を反らした。
「とりあえず、あったかい風呂にでも入ってよく休め。俺にはそれしか言ってやれない。気持ちの問題は自分でどうにかしないと、、、な。」
「うん、、、分かってる。すみません、、、」
こんな時の僕は、程よい距離感で放っておかれるのが一番いい。
マネヒョンとは長い付き合いだから、
そこらへん良く分かってくれててありがたいな、と思った。
でも、
今日の僕は今までとは少し違う。
多分、過去最高に「落ちてる」。
駐車場まで歩いている今も、僕はスマホを確認した。
あの日ユノヒョンが突然僕を置いて消えてから、
なにも音沙汰がない。
たった一度の着信もないと分かり、
手にしたスマホを荒っぽくポケットに突っ込んだ。
それから、前を歩くマネヒョンに少し強い口調で、
返事を急かすように問うた。
「ねぇマネヒョン。僕はどうしても、これからヒョンと一緒に事務所に寄らなくちゃいけない?疲れてるからこのまま家に戻りたい!だめ?」
驚いて振り返ったマネヒョンは、
明らかに情緒不安定な僕に対し、ぽかんと口を開けていた。
「、、、、あ、、、、、あぁ、いや、別に構わないけど、、、」
「なら、僕はこのまま一人でタクシーで帰っていい?」
「え?いゃ、それはさすがに、」
「良いでしょう?大丈夫だから。あぁ、ちょうどあそこにタクシー居る。また明日必ず連絡しますから。それじゃぁ、お疲れ様!」
「おい!チャンミナ、待て!おい!」
走り出した僕を慌てて呼ぶマネヒョンの声を背中に受けながら、
聞こえないふりをして、急いでタクシーに乗り込んだ。
「すみません、急いで出してください。あ、行き先は○○○へ。」
それから僕は、もう一度スマホをポケットから取り出し、
短いメッセージを送った。
「ヒョン。今からそっちへ帰るから。」
つづく
20141011
世の中もしかして、もしかしなくても、三連休?
いいなぁ~。
うち、息子の部活やらで一切関係なし。
あ、でも悔しいから今からちょっと街へ繰り出してくるよ←なにそれ。
昼ごはんや夕ご飯なんて、
作る気まったくナッシング。
あぁ、、、こんなんじゃ、
ホミンのばぁやにもなれないわ!
「え?ポく達には必要ないけど?食事はチャミ子が作ってくれるし、片付けだって完璧だし。」
「そうですよ?リリさん、何言ってるんです?おかしな人ですねぇ。」
はいはい、ですよねー、、、。(´д`lll)
ま、とにかく行ってくるよ、、、
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