※妄想小説です。
※転載禁止です。
Simple・上
空港から車で移動して数十分。
僕たちはスタッフさんに案内されて、あるホテルに到着した。
「お疲れ様でした。今夜から泊まるホテル、こちらです。」
目の前にそびえ立つ高層ホテルは、見るからに高級感があふれている。
「わぁ、すごく良いホテルですね、、、あ、ユノヒョン起きて。着きましたよ。」
「、、、、、んぁ、、、」
ユノは疲れていたのか、移動の間はずっと深い眠りについていた。
そのせいか寝起きが悪そうだったけど、
僕の顔をみると、幾分か表情が和らいだ。
「ユノヒョン、大丈夫?」
「、、、、、ん?あぁ、、、へぇ、、、立派なホテルだな。」
「えぇw。さ、降りましょうか。足元、気を付けて。」
ツアーの時はホテルを利用することが多い僕たち。
といっても、自分たちで予約を入れたり希望を出すんじゃなくって、
日本のスタッフさんがちゃんと手配してくれて、僕たちが快適に過ごせるよう、
全てにおいて完璧な気配りがされている。
ホテルのフロントで、スタッフさんが手続をしている数分の待ち時間に、
誰かが僕の背中をツン、と突ついてきた。
僕の後ろに立って、少し浮かない顔をしたユノヒョンだ。
きっとまた同じ質問だな、と分かっていても、あえて僕は尋ねる。
「ん?どうしたの?」
「なぁ、、、、」
「ん?」
「部屋、どうなってるかな、」
やっぱり。
「あぁ、、、ん~~、、、多分、また別じゃないかな?」
「、、、そっか、、、」
去年僕たちが韓国で別々に暮らし始めたのをきっかけに、
「ホテルも一人部屋が良いですよね」って、
僕たちの部屋をシングルにしてくれるようになった。
東京を拠点として仕事をする場合は以前と変わらず、ユノヒョンと一緒に暮らす部屋があるけど、
こんな風にホテルを利用する時は、別々に準備されることがお決まりになってきた。
もちろんそうして頂く事に不満なんてない。
けど、こんな時ユノヒョンが毎回同じ質問をして、
最後に「そっか」と寂しそうに言うのがいつも気になる。
正直僕だって、どんな短時間でも離れたくないのが本音だけど、
でも、僕たちもう「大人」なんだから……
「ユノヒョン、安心して。僕の部屋はいつも必ず隣にしてくれてるし、何かあったらすぐに壁を叩いたり大声で呼んでくれれば、すぐに飛んでいくからさ。」
「なんだよ、それ。、、、あのな、誤解してるようだけど、俺は、」
「ハイハイわかってますよ、先生。何でも自分で出来るって言うんでしょ?」
「あぁ、そうだよ。わかってるなら言うなよ!」
「だっからぁ、何かあったら、って言ってるじゃん!」
「わかったよ!」
心配だからそういったのに、ユノは逆に軽くキレ気味。
ついつられて、僕も若干強い口調で言い返してしまった。
その後はエレベーターの中でも、ユノと僕は言葉を交わすことはなかった。
スタッフさんやマネヒョン達とは冗談を言ったりしても、
僕たちは互いに視線すら合わさず、気まずい雰囲気だった。
それから各階で順番に降りていき、エレベーターの中は、
高層階にあるスイートに向かう僕たち二人だけになった。
「、、、、、はぁ、」
ユノは途端に口を噤み、発したのは大きなため息。
でもこれは、機嫌が悪い時の溜め息じゃない。
「ユノヒョン、ちょっとこっち。」
僕はユノに声を掛けると同時に、腕を引き寄せ額をくっつけた。
「やっぱり。」
「、、、ンだよ、」
「少し熱がある。体、ダルいんでしょ?だから移動の間ずっと寝てたんだね、」
「このくらい平気だし、、、」
「、、、ったく。荷物貸して。部屋まで持っていくよ。」
エレベーターの扉が開くと同時に、僕はユノから荷物を奪うようにして持ち、
反対側の手はユノの背中に沿えて廊下を歩いた。
「ドア、開けて。中に入ったらすぐ着替えと薬出すから。」
「自分でやるって、、。お前はもぅ自分の部屋に行けよ。」
「僕がどうしようと僕が決める事。、、いいから。開けてよ。早く。」
「、、、なぁ、今、俺の部屋に入るとどうなるか分かって言ってんの?」
「調子悪い時、、、ううん、普段からユノヒョンをサポートするのはいつもの事デショw。何を今さら、」
「、、、それ、本気で言ってんの、」
ユノは荒っぽくドアを開け、同時に僕の腕を掴んで抱き寄せた。
いきなりの行動に驚いた僕は、持っていた二人分の荷物を、全て床に落としてしまった。
「、、、ちょ、苦しいってば!、、、いきなりなんなの!バッグ全部落としちゃったじゃん!!」
「どーでもいいだろ。俺はもぅ限界超えてんだよ」
「どーでも良くないって!、、中にパソコンも入ってるのに!(アッ、、)」
僕の抗議の言葉は、重ねられたユノの唇ですっかり塞がれた。
けど、久しぶりの口付けでと何となく気恥ずかしいのもあるし、
すぐに受け入れるのも「期待してた」って思われそうでシャクだ。
そんな僕のくだらないプライドが顔を出し、
ユノが舌を忍ばせて来ても、僕は口を開かなかった。
「、、、口、開けろよ、」
「、、、だって、ヒョン、、、体調悪いし、これ以上は、、、」
「そんなの、汗かけば治る。」
「、、、、、汗、かくの?、」
「それは、お前次第w」
「、、、、、」
「口、、、開けて、」
そう言ってユノは再び、ぽってりとして柔らかく温かい唇を僕に重ねた。
若干の迷いがあるものの、僕の胸は徐々に高鳴り、ドキドキと鼓動が早まっていく。
僕はいつの間にか、両腕をユノの首に回して抱き着いていた。
湿った音を立てて絡みつく舌はお互いの口内を行き来し、
それだけでも体の芯に熱を籠らせていった。
「、、、、ぅ、、、、んん、、、、待って、、、ヒョン、待って、、、」
「、、、なに、、、やめたいの?」
「、、、そうじゃなくて、、、ここじゃ、やだ、、、」
ぽつりと呟く僕に、ユノはクス、と微笑んだ。
「ん、、、ベッドに行こぅ、、、おいで。」
ユノは僕の指先を引いてベッドに連れて行き、
抱きかかえるようにして僕を寝かせ、覆いかぶさった。
つづく
あんにょんはせよ~(*´▽`*)
これまた随分とお久しぶりでございますw
なんだかんだで、相変わらず毎日忙しい日々を送ってますw
みなさんはいかがお過ごしですか
こちらに遊びに来て下さる皆さんの中には、
既にライブ参戦された方も多くいらっしゃることでしょう♡
・・・が、
わたしはまだまだまだまだ、、、、、
以前お話しましたが、「ネタバレ」を見ない様にしていると、必要以上にストイックさが増して、
「トン離れ」状態の辛い日々が続いてまして…
その流れのままブログも小説も書く気になれず、今日まで放置してましたw
今日は仲良しのチングが念願の福井に参戦です。
最近少し体調を崩してたので、彼女の一人旅は若干心配なんですが、
ユノとチャンミンに逢う事が、何よりの良薬になるでしょうね![]()
と他人事のように言っても、わたしももぅライブ参戦のカウントダウンが始まっているのだね…
ぼちぼちお肌のお手入れ→フェイシャルエステ再開だw←(無駄とか言わないでーーww)
あとは、マツエクとヘアカラーだな~…
あと、体調も整えないとなー←(春からこっち色々忙しくて、体調崩しがちで病院通ってる
)
…しかし、こうしてあれこれ考え始めると、
じわじわ気持ちが上がってきたゾ
←(単純www)
「輪廻」も書きかけのままですが、近々更新しますw
その前に、この短編の下を更新しますwww←フラフラしてるな、ホントw
でぁでぁ、またご贔屓によろしくお願いしまーしゅ
( ̄▽+ ̄*)
Lily![]()
