これから書くことは
とても個人的なことで
私の中で一度このことを書かないと
先に進めない気がして書くことにしました
なので、違うと感じたら
遠慮なく スルーしてください
25歳からの丸々この20年間
まるで娘のように可愛がってくれて
たくさん助けてもらい
たくさん学ばせてもらい
直前までたくさんたくさんお世話になった
私の恩師が7月5日に亡くなりました
彼との出会いがなかったら
私は施術者をしてなかっただろうし
恩師に出会うまで
2〜3年に一回は入退院を繰り返してたから
そもそも生きていたかどうかも
かなりの確率で怪しい
そのくらい私には
大きな存在だったから
そこから波が来るように
なんだかんだ毎日 泣いてた
ただ仕事は延期しなかったの
「ゆりちゃんのやることをやりなさい」
って、言われてる氣がして
カラダの反応も「そのままやる」だったから
↓こんな感じでご報告をした上で
やらせていただきました
実際に「やって良かった」
って、思うほど
お仕事のどの時間も超〜楽しくて
心がホントに救われた
ただ…
仕事の時は
意識がそこに集中してるけど
1人でいる時に
ふと思い出して泣いちゃってたんだよね
会ってるのと変わらないくらい
存在を感じてるけど
感じるからこそ
身体が反応して涙が出てきちゃう感じで…
7月9日
そんな恩師の火葬の日
火葬の儀式は
残された人のための儀式でもあって…
もう身体に魂は戻れないのだと
もうこの世界にはいないんだっていう覚悟と…
故人との過去を思い出しながら
たくさん泣いたり、笑ったりして
空いた穴を塞ぐように心身の浄化をしていく
泣くことと笑うことはカラダにとっては共にストレス発散になるし浄化になる行為なんだよね
そうやって残された人が
前に歩みやすくなるための
儀式でもあるの
だから
私がどうしてもやりたくて
急遽、夫に頼んでオンラインライブを
してもらいました
ちなみに夫は今は音作りの先生や私の相方としてセッションもしてるけど作曲家でアーティストなんです
恩師はもともと
音楽イベントのクリエイターをしててね
辞めて施術者になった人で
音楽をこよなく愛してた人だった
だから
私がセラピストになると決めてからは
音楽イベントでの出店を
何度も何年もご一緒させてもらってたの
基本的にフジロックなどでは
恩師はアーティストや主催者のカラダに
何かあった時用の人で
出店自体は下の子を育てるための
合宿みたいな感じ
だったんだけど…
結局 なんだかんだ言って
店でも一番 多くお客様を施術してた
本当にパワフルな超人でした
湿っぽいのが嫌いで
「僕が死んだら
ゆりちゃん みんなでイベントやって」
と、それこそ私が駆け出しのペーペーの頃に
言ってたことがあってね
恩師のお友達は
大型フェスをやってるようなプロ中のプロ
そんな人たちを差しおいて何で私?
って、あまりにもビックリして言ったら
「だって、オレが死ぬ頃だよ⁈ そいつらみんなどうなってるかわからないじゃん
ゆりちゃんなら生きてるだろうから みんなでやってね」
と、不良オヤジの顔の時は「僕」じゃなくて
「オレ」に時々一人称が変わる恩師が
大笑いしながら言ってたの
だから
本当だったら
ド派手に音でお見送りをしたかった
でも
今はこのご時世で…
コロナ患者ではなかったのに
面会できなかったし
お寺や火葬場も
極々少人数での家族しか会えない
だから、せめて
火葬の儀式に立ち会えないなら
宇宙空間を飛び回りながら遊ぶような
夫の音で踊りながらその時間を過ごしたい
と、思って…
オンラインで
夫のライブ配信を行うことにしたんだよね
そう決めてからは
もうバッタバタ
映像は
恩師の写真を流すことにしたんだけど…
子どもができてからのこの10年間
恩師の写真がビックリするほど全然なくて…
最低でも月一
なんなら週一で
何度も何度も何度も何度も会ってたのに
ツーショットで写ってるのなんて
娘が撮ると言い出して撮ってくれた1枚だけ
その時も妙に照れくさかったのを
今も覚えてる
いつだって会えると
軽く後10年は居てくれると
当たり前に思ってた
夫なんて
いつか恩師の車椅子を押すことまで
想像してたほど…
それくらい家族だったんだよね
愛娘が撮ってくれた最後のツーショット写真
昔のPCから写真を復旧させて
何氣に↑コレに一番時間がかかった
恩師と仲が良かった人たちから
写真もお借りして
なんとか無事に
火葬の時にライブ配信がスタート
そんな久しぶりの夫のライブは
少なくても私には必要な時間だった
夫のTri Force名義の
ちょっと切ない感じと
天に向かって上がっていく感覚のある音が
火葬の儀式と最高に
マッチしすぎるくらいマッチしてて
そんな音に心身ともに揺さぶられて
完全にトランス状態で大号泣しながら踊り続けた
配信が終わった後も
まだ少し足りなさを感じて
夫に頼んでもう1セット
独りで音の世界で踊り尽くした
泣き疲れるくらい泣きながら…
儀式が終わったからといって
恩師の魂はまだ全然近くにいる
亡くなられてから
火葬が終わった今も
そこは差ほど変わりはない
でも
計ったかのように
火葬の翌日は新月で…
サクラダファミリア化してる新居が
また一つ完成に向けて動き出した
私の心とは関係なく
世界は前に進んでるのが
目に見えてわかる
「もう昨日で一区切りだよ」と
まるで恩師に背中を
ぱんぱん叩かれてるみたいに…
そんな時間を過ごしたおかげで
昨日から泣かずに
日々を過ごせるようになりました
きっと
まだ波は来るかもしれないけどね
かなり緩やかになれたみたい
泣き疲れるまでちゃんと泣く
ってホントに大事だね
きっと私はこれまで
「最終的にはこの人がいるから大丈夫」
って、どこかで甘えてた
けど
もうそれはできない
そう思ったらね
私のカラダがやる気モードに
なっていくのを感じたの
今までと
伝えることも思いも
たぶん何も変わらない
ただ私らしく
「やりたい」と思ったことをやっていくし
ある意味 それを貫き通す覚悟を
改めてしただけ
ただ
もっと丁寧に
もっと伝えていかないと
いけないことがあるのは感じてる
だから
これからの私を見ててください
どういう形で何をするかは
まだわからないけど…
またここから動き出します
さいとうゆり