『自分らしさとは』



フラワーデザイナーのLily*Roseでございます



昨日は横浜ディスプレイミュージアムの講習会に参加…久しぶりの講習会でした。




いつもの風景を眺めて歩きます。

懐かしさと今でもあそこで頑張っている人達のことを思い出しながら…




朝から気持ちよく晴れて、まだ風が少しヒンヤリするなかテクテク歩いて到着。




ここから見る、みなとみらい地区。

ランドマークタワーとかインターコンチネンタルとか空の青のグラデーションも綺麗。




座学が主たる講習会かと思いましたが作品の制作もありました。




この日の講師はSEIYAさん。水紋を表現した季節を感じる参考作品も展示されていました。




SEIYAさん作の講習会作品。




コンテストで求められるのは

【コンセプト、立体感、素材の味、構成、完成度の高さ、写真のクオリティ】




挿すこと花を足すことは簡単だから、Too muchにならないよう止め時が肝心。





SEIYAさんの「サインがあるだけで作品となる」は納得。



「作品」と「商品」の違いについても考えさせられました。



コンテストの審査員は粗探しをするから粗い部分を表現するなら明確なコンセプトや理由が必要。



沢山の『なぜ?』を繰り返して自分らしさを全面に出した作品を作る。

人の真似や流行に乗った【ウケ狙い】は商品に向いていますから

作品となれば、見た人が「あ、これは貴方の作品ですね」とわかるのが

【自分らしさ】であり【個性】であり【アピールできる部分】だと思いました。




作品に対して理由を言えることが必要だと私も生徒さんに伝えているので同感でした。



そして改めて【自分らしさとは?】を考える良い機会になりました。







講習会で作成したLily*Rose作品。



影を入れないと作品の立体感がわからないし伝わりにくいから、あえて影も含めて撮影。



私は花をくまなく配置したリース状にしたかったのでアップダウンを利用して花を配置。




横から見たら白樺の枝による立体感。この奥行を出す楽しさ。



横から見るのと正面から見るのは印象が違う面白い作品でした。




私が【自分らしさ】を表現するなら、花も色合いも違うものを選んだと思います。



今回の講習会デザインは立体リースをイメージしたものだったので丸い形にしましたが

【自分らしさ】を考えた場合は可愛いハート形にしたかったな〜と思います。

ハートの真ん中にメッセージを描いたりとか色々と発想できていました



今回は講習会であり、テーマが立体リースをイメージするものだったため

少し枠に捉われていて、自分らしさは控えておりました。



そもそもフラワーアレンジメントは変幻自在…コンセプトは自分の中にある。



ならば、もっと私らしい発想を活かしても良かったのだと思いました。



昨日、私がinputしてきたことはサロンの生徒さんに必ずoutputいたします。







横浜ディスプレイミュージアムでは、また新しい展示作品で気になった作品を撮影。



このカラーの花色が気に入ったので仕入れてきました。

作品としては全く別のものに、このカラーの花を使用する予定です。




アーティフィシャルフラワーだからできる技。




このガラス花器、とても素敵でした。




色味はシンプルだけど、動きがあり素敵な作品。




足し算は、ある意味とっても簡単。

引き算は、センスが無いと難しい。



Lily*Rose