ショパコンを毎日聴いていたせいで、YouTubeにピアノ関連の動画があがってくるようになりました。

名前だけはよく知っていたけれど、あまり聴いたことがなかったピアニストたちの動画もあり、フジコヘミングさんの美しく切ない音色に魅了されました。

他にレッスン動画も流れてきたのですが、ショパコンの時によく聞いた「音の粒」についての解説がいくつかありました。
「音の粒を揃える」ためには、すべての指で同じタッチができることが前提ですが、練習に鍵盤ではなく、ピアノの蓋を使うことを指導されている動画がありました。

興味を引かれて、試してみたのですが、最初一番響くかと思った1の指は全く響かず、5の指の方がまだマシなくらいでした。3が一番響いて、2、4の順でした。
ここで、幼い頃から教わっていたピアノの指を意識して、しっかり立てて上からまっすぐに弾いてみたら、3、2、1、4、5の順に変わりました。

私の指の状態では、音の粒を揃えることができず、美しいパッセージを弾くことができないということを実感しました。まあ当たり前ですが(^^ゞ

そして、子供の頃嫌いだった「ハノン」!
これが、10本の指を独立させて、音をコントロールして弾く練習のための教本であったことを初めて知りました(^o^;)

大人からバレエを始めたとき、メリットは理解して練習できることにあると聞いたのですが、確かに、幼児から始めたピアノは何も考えずに、ただ与えられるままに練習していました。
高校から始めた友人に、困っているので教えてほしいと頼まれたことがあるのですが、意識せず弾いていることだったので、どう説明したらいいのかわからず、結局お役にはたてませんでした。幼児から習って染み付いているメリットはあると思いました。ただ、練習にかける本気度には及びませんでした。

子供の頃から、自分が何のために、どういう練習をしているのかを理解できていたら、上達速度も違っていたのかもしれません。