4日目で楽しみにしていたのが、前回ファイナリストのイ・ヒョクさん(韓国)。
キラキラの音が華やかで、とても素敵でした。細身の身体に、ふんやりした優しい笑顔が魅力的なピアニストです。
ヴァイオリンも弾かれるそうです。
チェスの国際大会に出場していて、国際チェス連盟の世界ランキングにも名を連ねているとか!
弟のイ・ヒョさんも出場されていて、兄弟続けて演奏され、演奏後はお二人でハグをしていました。
演奏中のチャット欄が、ハングル文字の応援(読めないけど、多分)で溢れかえっていました。演奏後は、日本のファンにも日本語と英語でメッセージを送ってくれました。優しい(〃▽〃)
自己紹介動画は、ポーランド語で話されていたようですし(字幕がなくて、全然わかりませんでした)、いったい何ヵ国語を話されるのでしょうね!
イブニングセッションの楽しみは、エリック・ルーさん(アメリカ)。
2015年の17回コンクールに17歳で出場し、4位入賞されています。
世界中のオーケストラと共演し、活躍中のピアニストです。なぜ10年を経て、再度挑戦する決心をされたのでしょうか?ファイナル進出は当たり前で、期待されるのはショパコン覇者でしょうが、予選落ちしたらというリスクを怖れない熱い情熱を、穏やかな外見の内に秘められているのですね。
真夜中の1時30分だから、早目の9時頃から寝て、上手く目が覚めたら観ようと思っていたけど、起きたのは2時30分で30分前に終わっていました(^^ゞ
せっかくだから、朝まで待たずにそのまま遡って聴くことにしました。
驚いたことに、ベンチ椅子ではなく、背もたれ椅子を使われていました。しかも、トマソン椅子みたいなどっしりしたタイプではなく、重心移動が必要なピアノ演奏に耐えられるのかと思うような軽そうな椅子でした。
洗練された優雅の演奏でした。音がクリアという以上にはっきり分かれて聴こえたので、これが良いのかどうかは、よくわかりませんでした。
ああ、生配信でチャット欄、読みたかった~。
演奏後の観客の反応が静かで、ブラボーの声がなく、礼儀正しく拍手が送られている感じでした。
ご本人も足早にバックヤードを通り抜けて、ドアの向こうに消えていきました。
まだ1次予選だから、単なる通過点ということでしょうか。評価できるだけの耳がないだけに、気になります。
選択したピアノについて、「スタインウェイは・・・」とか「シゲルカワイは・・・」などと、演奏者としての相性についての感想が読めるのも興味深く感じます。
私は全く聴きわけることができないけど、ただ弾くことに関しての違いはわかる気がします。自宅や教室のピアノと、発表会で弾くグランドピアノでは、鍵盤の感触が全く違い、とても弾きにくく感じていました。子供の習い事にでさえそうなのですから、セレクションの時間からコンクールは始まっているのですね!