友人からいただいたコメントで思い出し、興味が湧いたので、覚書に。


歴史は繰り返す。一度目は悲劇として、二度目は喜劇として。


1852年に刊行されたカール・マルクスの著書『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』の


ヘーゲルはどこかで、すべての世界史的な大事件や大人物はいわば二度あらわれる、と言っている。だが、付け加えるのを忘れた。一度は悲劇として、もう一度は茶番として、と。


を要約した名言のようです。

試し読みがあったので、冒頭部分を少し読むことができました。


一度目の悲劇は、ナポレオン・ボナパルト、二度目の喜劇は、その甥のルイ・ボナパルトだそうです。


「ヘーゲルはどこかで」とは、

ドイツの哲学者ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルによる歴史の講義(1822年~1831年)を弟子がまとめて編集した『歴史哲学講義』のことのようです。


我々が歴史から学ぶことは、人間は決して歴史から学ばないということだ


は、ヘーゲルの歴史観を要約した名言として知られています。

原文の確認が取れなかったので、真意がよくわからないのですが、歴史から学ばないと、過去の過ちを繰り返してしまうので、この辛辣な言葉は警鐘を促していると受け取りました。