終戦の日です。
正午に平和を祈り、黙祷を捧げました。
今夜は、「火垂るの墓」が7年ぶりに地上波で放送されます。名作ではあるけれど、辛いので観ないつもりです。
最初に観たのは、公開時でした。
「となりのトトロ」と同時上映だったそうですが、その記憶はありません。「となりのトトロ」は、ジブリ作品の中で一番好きな映画で何度も観ているけど、「火垂るの墓」は、一度で十分と言う思いがあります。
実際には、何度もテレビで放送されているので、その後も観ています。
高畑勲監督はこの作品を「反戦映画ではない」と繰り返し語られていたと聞きました。
戦争の悲惨さを伝えるだけでなく、現代社会にも通じる「孤立」の問題を描いたものだそうです。
この兄妹に同情して、涙したとしても、
食べ物もない苦しい生活の中、他人を受け入れ、助けることができるのか?
善意の行動を感謝されることなく、不満を示されても助け続けることができるのか?
そんなことを考えさせられました。