朝ドラ「あんぱん」を観ているのですが、「アンパンマン」の絵本やアニメを観たことがなくて、キャラ設定やストーリーをよく知らないのです。
というのも、やなせたかしさんは1919年生まれですが、かなりの遅咲きだったようで、「アンパンマン」がアニメ化されて人気者となったのは、70歳を超えてからだったそうです。
その頃すでに幼児期を過ぎていて、その後の子育て経験もない層には、あまり馴染みがないのかもしれません。
朝ドラが始まる時、「アンパンマン」は「愛と勇気の物語」と聞きましたが、具体的なイメージはないままでした。
今日の放送で、喬が
逆転しない正義があるとしたら
全ての人を喜ばせる正義
僕はそれを見つけたい
と話すのを聞いて、全ての人が喜ぶ「逆転しない正義」とは何だろうと思いました。
やなせたかしさんは、NHKのインタビューで
逆転しない正義っていうのは一体何かって
もしも正義の味方だったらば、一番最初にやらなくちゃいけないことは、飢える人を助けることじゃないか、と思ったんです。だから、飢えを助けるヒーローだ。それでアンパンマンを描き始めた、という。まあ、そういうことなんですね。
と答えられていました。
こうして、自分の顔を食べさせてあげるアンパンマンが生まれたのですね。
少し「アンパンマン」の世界に触れたような気がしています。