大田南畝(狂名:四方赤良 、蜀山人)が登場し、江戸の狂歌ブーム「天明狂歌」の時代に入りました。


ドラマでは


くれ竹の 世の人なみに 松たてて やぶれ障子に 春は来にけり


あなうなぎ いずくの山の いもとせを さかれてのちに 身をこがすとは


の二首が出て来ましたが、狂歌はあまり馴染みがなく、面白さや良さがよくわかりませんでした。


南畝の歌で知っているのは


世の中は 酒と女が 敵(かたき)なり どうか敵に めぐりあいたい

(「色と酒」や「金と女」の表記もあり。)


ですが、これはクスッと笑えました。


今回のタイトルの「寝惚けて候」は、19歳の時に発表した狂詩集『寝惚先生文集』からだそうです。

杜甫の漢詩などをパロディにしたものらしいです。


寛政の改革の松平定信を批判した


世の中に 蚊ほどうるさきものはなし ぶんぶといふて 夜もねられず


は、南畝の作と噂になり、本人は無実を主張したそうです。

今後ドラマにも出て来そうですが、さて、作者は如何に?