2025年本屋大賞が発表されました。
大賞に選ばれたのは、阿部暁子さんの『カフネ』でした。
恩田陸さんの『spring』は6位でした。
2017年大賞の『蜜蜂と遠雷』と違って、読者を選ぶタイプの小説だと思うので、納得しています。
本屋大賞は、最近できた賞だと思っていたけど、2025年でもう22回目なのですね!
全国の書店員の「いちばん売りたい本」が投票によって選ばれます。
文学賞の中で、最も権威と一般的な知名度があるのは芥川賞と直木賞かと思います。
築地の料亭・新喜楽において作家である選考委員の合議により決定されています。
作家としての栄誉をもたらし、文学史に名前を刻むことができるけれど、本屋大賞のように映画化されたり、TVドラマになったりするいわゆる売れる作品は少ないように思います。
ところで、芥川賞が芥川龍之介であることはわかるけれど、直木賞って誰のことって思ったことがありませんか?
直木賞は、文藝春秋社社長であった菊池寛が友人の直木三十五を記念して、芥川賞とともに創設したものだそうです。
直木三十五の小説は、ほとんど絶版になっているようです。
時代を超えても読み継がれるのは、本当にすごいことだと思います。
令和に出版されている小説で、100年後も読まれ続ける本は、どのくらいあるのでしょう?