「今までの倍売れる細見を作ってみせますぜ」

と、倍売れたら版元の仲間に加えてもらう約束を取り付けた蔦重!


細見「籬の花」づくりの様子が面白かったです。

・半値にして倍の冊数を作る

・薄くて持ち歩ける

・大見世だけでなく、すべての見世を載せる

・見世の並びどおりに並べる


修正、修正の繰り返しにキレながらも、うつせみの揚代稼ぎのため頑張る新之助。

吉原での宴席につられて、細かすぎる作業を要求される彫り師。

歌いながら製本作業をする女郎たち。


「忘八の心意気」という蔦重の熱い言葉は、「さすがにグッと来た」と松葉屋の心を動かし、女将や花の井とともに売れる細見を考え、思いついたのが、名跡の襲名でした。

花の井の「五代目瀬川」の襲名披露を載せることで、祝儀の細見となったのです。


花の井の「任せたぜ、蔦の重三」が粋でした!