「べらぼう」は、毎回日本史の授業を思い出します。

「株仲間」は「商工業者の団体」と習いましたが、炭屋の株を買おうとする平賀源内と、本屋の株を手に入れようとする蔦重を通して、わかりやすく解説されていました。


源内に紹介された『解體新書』の版元である須原屋市兵衛は書物問屋で、鱗形屋は地本問屋ですが、

書物問屋は、儒教書・仏教経典・医学書など、堅い内容の学術書を扱う本屋

地本問屋(絵草紙屋)は、草双紙、黄表紙、浮世絵などの娯楽的なものを扱う本屋

で、扱う本の種類が違っていたようです。

そして、書物問屋は株仲間に加入しているけれど、地本問屋には株仲間はなく、単なる仲間内でした。

そうすると、蔦重も版元になっても良いのではないかと思ったのですが、制度がないからむしろ難しいのですね!

結局、時間がかかっても暖簾分けしてもらう道を選んで、鱗形屋の「改」になること承諾していました。

またまた利用されるのが口惜しいし、しかも『早引節用集』!



源内と意次が語る開国論の内容も、面白く感じました。


今回は新しい浮世絵は登場しませんでしたが、次郎兵衛がポッピンを吹いていたのは、喜多川歌麿の「ポッピンを吹く女」のオマージュですね。


可愛い唐丸くんの登場は最後かな?

次に登場するときは、どの絵師になって登場するのでしょう?