このたび初めて「太田記念美術館」のことを知りました。


浮世絵専門の美術館で、太田清藏氏(1893~1977)が蒐集した約12,000点を含めた約15,000点もの浮世絵を所蔵しているそうです。



過去の企画展を見ると、
「北斎とライバル達」
「和装男子 一 江戸の粋と色気」
「赤 一 色が語る浮世絵の歴史」
「江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし」
「広重ブルー」
など興味深いものがいっぱいありました。

講座も開催されていて、昨年の
「江戸文化講座 錦絵黄金期の出版界は何を目指したのか」
第1講 版元たちの攻防戦 蔦屋重三郎は勝ち組であったのか
第2講 その浮世絵"美人"は誰なのか
第3講 色と紙から錦絵の商品価値を知る
は、どの回の内容も面白そうでした。


浮世絵が紹介される時によく「メトロポリタン美術館所蔵」や「ボストン美術館所蔵」と記されているのを目にしますが、海外流出を憂いて、個人で収集に力を注いだ人の存在を知り、感動しました。