冒頭で、道長の「望月の歌」について、四納言が話題にしていました。
解釈にそれぞれの性格や道長との関係が現れていて面白かったです。
敦康親王ナレ死の「道長によって奪い尽くされた生涯であった」にびっくりしました。
「光る君へ」での道長への激辛表現は珍しい！
『源氏物語』も「夢浮橋」を書き終えていました。
最後の
とぞ本にはべめる
は、写本の筆者が「原本に書かれていた」と表記したという説と、常套句として使われていたという説があります。
『枕草子』も跋文の最後に「とぞ本に」と書かれています。
「光る君へ」では、まひろ自身の手で書いているので、常套句説ですね。
まひろがついに道長に、賢子はあなたの子だと告げていました。
これまでも思わせ振りがたくさんあって、気づいているのではないかと思える場面があったけど、柄本佑さんによると気づいていないという演出だったそうです。
妾の立場でさえないまひろの子だと、倫子と明子の子の格差以上のものがあったと思うので、気づいていたとしても、あまり違いはなかったかと思います。
実父に知らされていなかったというと、「玉鬘」が思い浮かびますが、こちらも正妻の立場の強さ故でしたね。
まひろは大宰府まで行ってしまいました！
次回は、刀伊の入寇に直面することになるようです。