谷川俊太郎さんが亡くなられました。


私が初めて読んだ谷川さんの詩は、「かなしみ」で、この詩が書かれたのと同じくらいの年齢の時でした。

何かとんでもないおとし物

という成長していく過程で失ったものに気づく繊細な感受性に惹かれました。


その後すぐ、この詩が収められている『20億光年の孤独』を読みました。20歳の時に出版された詩集です。

深遠でありながら軽みもあって、とらえどころがない不思議な感じでした。


『ピーナッツ』の翻訳者だと知ったのは、もっと後からでした。

スヌーピー達可愛らしいキャラクターから発せられる言葉は哲学のようで、名訳を楽しませていただきました。


数多くの素晴らしい作品をありがとうございました。