今月の「100分de名著」は、「ウェイリー版・源氏物語」です。

1回目、見逃しました(^o^;)


ウェイリー版・源氏物語


約100年前に、『源氏物語』はイギリス人のアーサー・ウェイリーにより英訳され、"The Tale of Genji"として刊行されました。

「帝」はエンペラーに、「宮廷」はパレスに、「物の怪」はエイリアンに翻訳されたレディ・ムラサキの『源氏物語』は世界的に大きな評価を受けたそうです。



随分前に、冒頭部分を少しだけ読んだことがあるのですが、原文より英文の方がむしろ読みやすいと感じました。

原文では書かれていない主語が明確になっているのが読みやすさの理由の一つのようです。


それにしても、イギリス人のウェイリーが大英博物館に勤めながら独学で日本語を学んで、日本人でさえ原文をすべて読み解くのが難しい『源氏物語』を翻訳したとは驚きです。


2017年に毬矢まりえ・森山恵姉妹により、日本語に戻し訳されました。


こちらも冒頭部分しか読んだことがないのですが、ちょっとラノベみたいな雰囲気の文章です。

もちろんどんなに読み難くても、原文が一番好きです(*^^*)