コメントを読ませていただいて、生き霊と夢枕のことを考えていて、ふと思い出しました!
病に伏せっていた女院詮子が
「今、伊周がそこに立って、恐ろしい形相で、私を睨んでいたの」
と訴えていたシーンは、
『源氏物語』の「明石」の巻で、故桐壺院が、源氏の異母兄朱雀帝の夢に現れて、非常に不機嫌な顔で睨み付け、源氏を須磨に流した処遇について叱責した場面のオマージュですね!
朱雀帝は眼病を患ったり、母の弘徽殿大后も重い病にかかったことなどから、桐壺院の遺言を守らなかった報いなのかと思い、大后の強い反対を押し切って、源氏を都に呼び戻すことを決めました。
桐壺更衣を寵愛して傾国を心配された若き日の桐壺帝と、亡き後も源氏を心配して夢枕に立つ桐壺院と、24回は2つの桐壺エピソードが入っていたようですね!