今日のオマージュはわかりやすかったです。
さわさんは、空蝉の継娘「軒端荻」ですね!
人違いに気づいた後の道綱のしどろもどろの言い訳は良心的とも言えるけど、光源氏の方がむしろ女性のプライドを傷つけないのかもしれません。
「競べ弓」は、『大鏡』ではドラマとは逆の道長➡️伊周の順番で、
道長が家より、帝・后立ち給ふべきものならば、この矢当たれ
摂政・関白すべきものならば、この矢当たれ
という道長の願かけに、関白道隆が青ざめて、伊周が射るのを止めさせたみたいです。
この場面で、山岸涼子さんの『日出処の天子』での厩戸王子の的中シーン
これより先の我が望み すべてかなうなら この矢よ当たれ!
を思い浮かべた人が、かなりいたのではないでしょうか!?
今回は、まひろ(紫式部)と『蜻蛉日記』の道綱母との出会いと、ききょう(清少納言)と定子との出会いがありました。
それぞれの執筆へと繋がる2つの出会いを同じ回に入れた脚本家のオリジナルを、興味深く感じました。
ききょうが定子愛に嵌まりこんだ瞬間の、ファーストサマーウイカさんの表情が秀悦でした。
「清少納言」の名前をもらった喜びもいじらしいものでした。
そう言えば、子供の頃はずっと「清少 納言」と発音していました。
「清 少納言」だとようやく認識したのは、高校だったか、大学だったか?
清原さんちの少納言だから、意味から考えたら当然発音はそうなのだけど、結構衝撃の事実でした!
来週は「香炉峰の雪」が描かれるようなので、楽しみです。