NHKスペシャル「メジャーリーガー 大谷翔平 ~2023 伝説と代償 そして新たな章へ~」を観ていて、ちょっと怖くなりました。
最近のニュースは華やかな話題ばかりで、夢のようなメジャーリーガーとしての側面が目立っていましたが、この特集では、スイーパーやピッチクロックなどのリスクがクローズアップされていました。
大谷選手が、野球のために食事や睡眠などの生活面でもストイックに過ごしていることは、以前から聞いていたけど、選手生命を奪いかねないぎりぎりの状況で、それでも最高のものを求め続ける姿は、息苦しくなるほどでした。
WBCでダルビッシュ投手がデータを見せながら朗希くんに指導していたり、日本の投手達がMLBで高い評価をされるようになったのは、データの共有化が進んだからだとは知っていました。
だけど、ここまで進化していることには怖さすら覚え、もうひたすら練習だけを続ける時代は終わっているのだと思いました。
大谷選手が身体を大きくして、スイーパーの精度を追い求めているのと対照的に、由伸くんは筋トレはせず、得意のスライダーを肘への負担を避けるため封印していると聞いています。
ファンとしては、怪我をせずに長く活躍して欲しいので、極限までは追い求めないで欲しいと思っています。
大谷選手が怪我後に飼い始めたデコピンちゃんに癒されたり、外食をしない人なのに、由伸くんを日本食レストランに誘ったニュースを聞くとほっとします。
リラックスできる時間もたくさん持って欲しいと、特集を見ながら思いました。