先日、ローザンヌの50周年記念番組で、ローザンヌから世界に羽ばたいた日本人ダンサーの特集をしていました。
この頃から後の姿の片鱗を見せていた人、ここからレッスンを重ねた人など、山本康介さんの解説がわかりやすく、納得できるものでした。
何度観ても圧倒されるのは、熊川哲也さん。
自信に満ちていて、印象に強く焼き付くバジルでした。
私がリアルタイムで、これはすごいと唸ったのは、菅井円加さん。
ローザンヌに出てくる人達は、みんな上手いけれど、より輝いている人が、プロとして活躍できる人なのだろうと思います。
凱旋帰国の時、熊川哲也さんが「まだ何者でもない」というようなコメントをしていて、それを伝え聞いた円加さんが、そのとおりと強く頷かれていたことを印象深く覚えています。
ローザンヌファンの人達は、みんな本選出場とか金メダル予想とかをして楽しまれていると思います。
私は観ていても予想がつかないことが多いけど、数年に一度、印象に強く残るダンサーがいて、その人が活躍している姿を観ると、とても嬉しくなります。
この放送で初めて知ったのですが、審査員もレッスンを担当する先生達も皆さん、ボランティアだったのですね。
吉田都さんも「何でもしてあげたい」とインタビューで話されていました。
ローザンヌを原点として大切にしている多くのダンサー達の熱い思いに支えられて、このコンクールが開催されていることに感動しました。
