山口つばさ著『ブルーピリオド』を読んでいます。

既巻は13巻で、まだまだ続く様子です。
青年コミックはかなり長いので、手を出すのを躊躇します。
だけど、Kindleで1巻を読んだら面白かったので、続きが読みたくなってしまいました。

1巻の紹介です。
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成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心奪われる。その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく。美術のノウハウうんちく満載、美大を目指して青春を燃やすスポ根受験物語、八虎と仲間たちは「好きなこと」を支えに未来を目指す!

最初は、軽く器用に生きているように思えた八虎が、実は真面目な性格で、悩み苦しみながら、自分自身の絵と向き合っていく姿に引き込まれます。

私は、幼稚園から絵画を習っていたので、そこそこの賞を獲れる「絵の上手な子」でした。
高校の美術部の時に、県美展の手伝いをすることになり、審査の絵を掲げる役をしたのですが、審査員の方達によって選ばれる絵は、いわゆる上手に描かれている絵ではないんです。
メッセージのある絵が求められていたのだと思います。

上手に描けるのは、最低限度の当たり前のことで、まず伝えたいものがあり、それを伝える力がなければいけないのだと感じました。

この本を読んでいて、その時の気持ちを思い出しました。
今7巻を読み終わったところですが、これからの展開が楽しみです。