『13歳からの地政学 カイゾクとの地球儀航海』田中孝幸 著 を読みました。

「地政学」は、この1年で頻繁に耳にするようになりました。国の政治や経済などを地理的条件から研究する学問です。
書店では、関連書籍コーナーができていて、取っ付きにくく難しかったこの分野への垣根が低くなっています。

本書では、高校生と中学生の兄妹が、年齢不詳の男「カイゾク」から7日間の世界情勢の講義を受けるというストーリー仕立てになっています。

ニュースに触れた時、「なぜ」と感じることが多くありますが、その疑問がわかりやすい言葉で、解説されています。
どの項目も大変興味深く読めましたが、

● 情報も知識も物も、手に入れても使えなければ意味がない。うまく使うには、目標をしっかり持って、その目標の先には何があるのかしっかり見据える。

● 今の当たり前は、未来の当たり前ではない。

● 言っていることがすべて正しい人なんていない。

という言葉に強く共感しました。