マイヨーの『くるみ割り人形』の存在を知って、ベジャールやノンマイヤーもあるのではないかと検索してみました。
ありました!
予想どおり、どちらも従来の『くるみ割り人形』のストーリーとは大きく異なっていました。
ベジャール
「自分自身の子供時代や、青春時代、仕事への目覚め、振付家の仕事がどんなものであるかを語ろうとした」
という言葉どおり、ビムという少年が主役の自叙伝的なストーリーで、幼い頃に亡くなった母への思慕が込められているそうです。
2017年に東京バレエ団が上演されたそうですが、全く知りませんでした。
ドロッセルマイヤーに、父親や師であるマリウス・プティパを投影していることに興味が湧きます。
ノンマイヤー
ハンブルクバレエ団を現地で鑑賞された方達の情報によると、マリーという少女が主役で、クリスマスパーティではなく誕生日会のようです。
ドロッセルマイヤーから贈られるのも、くるみ割り人形ではなく、トゥシューズ!
お菓子の国でなく、バレエ公演だそうです。
ベジャールもノイマイヤーも、『くるみ割り人形』のテーマは、バレエの愛なのかとふと思いました。
今年3月の『ジョン・ノイマイヤーの世界』の演目の一つに「くるみ割り人形」もあるようです。
ノイマイヤー自身が舞台に登場して、バレエに魅了された自らの人生と芸術を語られるそうです。
演目を観ると、魅力的な作品ばかりで、ため息が出ます。