時々、友人達から「オススメ本」を聞かれることがあります。

本の話なら、何時間でも喋り続けられるくらいの読書好きなので、頼まれると喜び勇んで、その人が喜びそうな本をあれこれ考えます。


ある時、間接的に私のオススメ本一覧を見た知人から

「momoさんは、フィクションが好きなのね」

と言われたことがあります。

それを聞いて、この人の趣味はおそらく「社会問題のノンフィクション」なのだろうと推察しました。


私も興味ある分野のノンフィクションや話題作は読みます。

だけど、それについて人に勧めたりすることはあまりありません。

何故ならば、現実の社会や出来事について書かれていても、それは著者の目を通して見た出来事であり、主観に過ぎないと考えるからです。

共感できないという意味ではありません。

ノンフィクションを読んで興味を引かれた時は、異なる視点も知りたいので、同じテーマを扱っている違う著者によるものを続けて読みます。


主観を交えてはならないものに、ニュース記事があると思います。

署名記事やコラムは、読者側も筆者の意見として読むけれど、ニュースは正確に出来事を伝える責任があります。そこに感情や意見を交えてはならないと思います。


一般書と専門書の違い、実用書と学術書の違いなど、難しいですが、単純に見分けるならば、書店に置かれている場所や本の価格などである程度判断できるかと思います。

なかなか奥深くて、面白い世界です。