劇場版「ダウントン・アビー」を観ました。

TV版ではシーズン5まで観て、まだシーズン6は観ていないので久しぶりです。
登場人物の名前とか、すっかり忘れていたけど、思い出しました!

ダウントン・アビーは登場人物が多くて、時々この人は誰だったかとわからなくなるけど、それぞれのドラマにスポットが当てられていて面白いです。

登場した時は、なんて底意地が悪いんだろうと思った人が、接する相手が変われば親切だったり愛情深かったりします。
人間は、善か悪か、右か左かという単純なものではなくて、奥深い存在だと気づかされます。

旧式な階級社会ではあるけど、雇用者側が使用人の立場に気を使っていたり、使用人側も自己主張がはっきりしているのも、面白く感じます。
時代を経るごとにその傾向は強くなっていきます。

劇場版は、国王夫妻のダウントン・アビーへの訪問をめぐる物語をメインに、いつもの登場人物のエピソードがいろいろ盛り込まれていて、楽しめました。

ゲイのトーマスが、やっと出会えたパートナー(になる?)との会話や、ラスト近くのバイオレットおばあさまとメアリーの会話が素敵でした。
過去は確かに未来へとつながっているのだと感じます。
少しずつ世の中が変わっていったことで、100年前には予想がつかなかったような現在になっていることを気づかせてくれます。

いろいろあっても、これからもいろいろあるだろうけれど、大団円で終わる物語は好きです(*^^*)