緊急事態宣言の発令地域に、いつの間にか仲間入りしそうな夕方のニュースにがっかりしていました。
1回目も2回目もさすがにやむを得ないと思わざるを得ない状況でしたが、現在はいわゆる働き盛り世代のワクチン接種がどんどん進んで来ていて、友人知人もかなり完了したり、予約済の人達が多くなって明るい兆しが見え始めていたところだっただけに、後戻りには落胆が大きかったです。
そんな気分の中、始まったパラリンピック開会式。
辻井伸行さんの音は、心に染み入って落ち着いた気持ちにさせてくれました。
選手達の入場行進では、苦難を克服してこの場に立っている人達の笑顔に触れて、前向きな気持ちを取り戻させてもらえました。
観られるかと期待していた大前光市さんも登場して、ダンスを踊られていました。
大前光市さんの「身体の使い方」のWSを以前受けさせていただいたことがあります。
義足であることをすっかり忘れてしまいそうなWSでしたが、今回は義足であることを活かしたダンスを踊られていました。
「WE HAVE WINGS」のコンセプトが一貫していたのが良かったです。
思いやりや気遣いの場面が、たくさん見られたことも優しい気持ちにさせてもらえました。
強さと優しさを持っている人は強いと改めて感じる開会式でした。